
新治市民の森を歩いていて、最初これを見たとき蝶のカップルだと思った。

真上から見ると、こんな感じ。

長い間ずっと観察していても飛ばずにあたりを歩いている。

カップルではなく1頭のウラナミアカシジミだった。ただ翅が丸まっている。
後で先生の解説を聞くと、羽化に失敗して翅が十分に開かなかったそうだ。
残念ながら、もう飛ぶことはできない。

更に歩いていると別の草むらにアカシジミもいた。

アカシジミやウラナミアカシジミはゼフィルスの仲間だ。
ゼフィルスはミドリシジミ類の仲間。 卵で越冬し年に初夏から夏にかけて一度だけ出現する。
尾状突起があってその基部の翅が赤く目立つので、そちら側が頭と勘違いしかねない。