横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

蛾のデザインも魅力ある

2016-05-26 05:36:38 | 日記



保全センターのニシキウツギの花に来たモンキアゲハ。
初夏になってアゲハやタテハチョウの仲間など比較的大きくてきれいなチョウが目立つ。






同じチョウ類の仲間である蛾たちは暗い色のものも多く、あまり好かれていない。
しかし種類数としては蛾の方が数十倍も多いので、翅のデザインもさまざまで面白い。
以下は新治市民の森あたりで見た蛾の仲間だ。

ヒメマダラエダシャクは3cmぐらいの大きさで翅の模様は鳥の糞のようにも見える。
近所のマサキの木に多いユウマダラエダシャクとよく似ている。
前翅の中央少し上あたりに黒い○斑があることだけが区別点だ。
昼間は葉の上などにじっと止まっていることが多い。






エダシャク類の幼虫は尺取虫で農業被害をもたらすこともある。
リンゴツノエダシャクの幼虫はリンゴのほかコナラやクリその他の葉を食べる。
リンゴツノエダシャクも夜行性で林の中で木の幹に止まっていると気づきにくい。






シャクガ科には8種類の亜科があってヒメシャク亜科もその一つ。
キオビベニヒメシャクは姫というだけあって1cmちょっとと小さい。






翅をたたんで静かに休んでいるかのようなキシタホソバは体長2cmぐらい。






スマートな形で薄灰色に黄色の縁取りがあってなかなかシックだ。
キシタホソバはコケガの仲間で幼虫は地衣類を食べる。






細長い葉のようなものに腹を見せてぶら下がっているのがいて、
蛾の仲間かななどと考えながら翅を撮ろうとしていると、不意に飛んだ。






運よくズボンに止まってくれた。ベニヘリコケガらしい。
2cmぐらいと小さいが、筋模様が面白く紅い縁取りもきれいで魅力的だ。
名前が示すように幼虫は地衣類を食べるようだ。



新治市民の森では蝶や蛾以外でもいろんな昆虫を見ることができた。
明日から何回か掛けて記事にしておきたい。


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ご馳走して求愛

2016-05-25 06:16:10 | 日記



林縁などでヤマトシリアゲの姿を見ることが多くなった。
こちらは雌のようだ。





こちらは腹部の先端(お尻)が上がってくるりと巻いている。雄だ。





新治市民の森では、雄と雌のカップルもいた。






よく見ると雌の顔の前に虫のようなものがある。






雄は獲物を捕まえた後に雌を惹きつけプレゼントしてから交尾するそうだ。

雌は一生懸命に食べている。蠅のようなものがいて少し気になる。



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家の外で

2016-05-24 05:22:12 | 日記



家の前のシャクヤク。10日前はこんな具合だった。






まだ花弁は固く、開いていなかった。

しかし切り花にして室内に飾ると大きく開いた。






最近になって地植えのままのものもようやく開き始めた。






切り花ほどは開ききらない。しかしこういう感じもなかなか良い。






その前の道にツマグロヒョウモンがいた。






地面の上をヒョコヒョコ歩いたりしている。飛ぶ気配は全くない。
向かいの家にパンジーなどがあるので、そのあたりで羽化したばかりであろうか。






そのうち強い風に裏返ったり溝の隙間に落ちそうになったり。
捕まえて草花の中に止まらせてやった。翌日には姿が見えなかった。



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トンボ?

2016-05-23 06:21:26 | 日記



新治市民の森の昆虫。夏が近づけばトンボたちも飛ぶ。
流れの近くを歩かなかったのでオニヤンマは見かけなかったが、
草の上に止まるヤマサナエがいた。






小さな池に近いところではシオヤトンボがいた。
シオカラトンボよりややずんぐりしていて、胴の先端部分が黒くない。






シオヤトンボの雌または若いのでムギワラもいた。

今年はまだシオカラトンンボの姿を見ていない。






なにかトンボのようなのが目の前をひらひら飛んで行った。
分かりにくい写真だが中央付近に翅が見える。






ヘビトンボだった。体長5cmぐらいの大柄な虫だ。
トンボという名前がついているがトンボではなくてアミメカゲロウの仲間だ。
樹液を吸うらしいが、水生昆虫の幼虫は肉食だという。






ヘビトンボは以前に2度見たことがあるだけだ。
最初は4年前に近所の追分市民の森のオニグルミの木にやって来たのだった。
次は2年前でそれ以来のお目見えだ。






ヘビつながりで・・・草むらにはヤブヘビイチゴの大きな実がたくさんあった。




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蕎麦と薊

2016-05-22 05:33:30 | 日記



新治市民の森には谷戸や田んぼもある。
田植えはまだ始まっていなかったが畑にソバの白い花が咲いていた。





我が家の近所では秋に咲いて蕎麦祭りが行われる。
今頃に咲くのは夏場に新蕎麦として食べられる楽しみがあるのだろう。





紅い花もポツポツと混じっていた。





田畑の周りでいま盛んなのはアザミの花だった。





夏に咲くノアザミ。秋になるとノハラアザミやタイアザミも咲くのだろうか





ヒゲナガハナバチが止まって、いつまでも花の蜜を楽しんでいた。
ほかにもハチやアブやチョウなどさまざまな虫がやってくる。



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