瀬谷市民の森で今年もキンランが咲き始めた。
キンランはランの仲間で花びらは外花被片3枚と内花被片3枚で構成されている。
内花被片の一枚は唇弁で黄褐色の隆起がある。
唇弁の奥に見える緑色のは雄しべ雌しべが合着した蕊柱だ。
ドクダミの葉の間から顔を出すキンラン。
キンランを初めて見たのは9年前のことで、珍しい花と思ったものだ。
ここ数年は市民の森の広い範囲に広がっているようだ。
キンランの果実や種子を観察したことがないが風によりあちこちに種が飛ばされるのか。
ササバギンランは場所が限定的だが増えている気がする。
昨年に見た場所より10mぐらい離れたところで数株を見ることが出来た。
キンランは黄色い花が目立つがササバギンランは白い花の上まで伸びる葉が目を惹く。
ササバギンランやギンランはキンランほど花被片を開かないので蕊柱までは見えない。
ギンランは一番ひっそりしている。
中には高さ5cmぐらいで咲いているのもあって可愛い。
ギンランも昨年まで見なかった場所でも見られるほど増えている。