
先日の小野路の奈良ばい谷戸にノアザミが咲いていた。
春から8月頃までに咲くのはノアザミで8月から秋にかけて咲くのはノハラアザミ。
どちらも近隣ではなじみの多いアザミだ。

ノアザミで蜜を吸っているのはキアゲハだ。
前肢の付け根のところからの模様が薄墨のようなのがキアゲハで、アゲハ(ナミアゲハ)は縞模様になっている。

ノアザミを見ていると何か白いチョウのようなのが顔の所をかすめて、向こうの木の葉に止まった。

スジグロシロチョウのカップルだった。
スジグロシロチョウはイヌガラシなど野生のアブラナ科植物を食草とする。
モンシロチョウは同じアブラナ科でもキャベツや菜の花など栽培植物を食草とする。
山の近くではスジグロシロチョウが多いが、畑が多い我が家の近くだとモンシロチョウをよく見る。

少し山間の道に入ると、今度は黒っぽいものが足元をかすめて少し前のオオバコの葉に止まった。

こちらもカップルのヒロオビトンボエダシャクだ。
のんびり蜜を吸っているように見えるのも、結局は子孫を残すための準備なのだろう。