
夜に雪が降った朝。冷え込んだ保全センターの池には薄氷が張っていた。

氷の下に黒っぽい塊りのようなものが見える。

午後にもう一度行ってみると表面の氷が解けてカエルの卵と分かった。
ヤマアカガエルの卵塊が二つだ。

一つの塊りに1000個もの卵が入っているらしい。

岸から離れた方にもいくつかの卵塊があった。
何千ものオタマジャクシがカエルになって秋まで生き抜くのはどれぐらいだろう。

卵塊の池から少し奥の池の樹上にダイサギとアオサギが付かず離れず止まっていた。
朝に見つけて午後になってもう一度行ったら、まだ同じところで休んでいた。
ずいぶん長い昼寝の時間だ。