安保法制関連法・公明党支持母体の動きに着目する

2015-08-27 11:07:54 | 日記

 安保法制関連法・公明党支持母体の動きに着目する

 

 公明党の山口代表は26日、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、参院で審議中の安全保障関連法案について、「合意の形成に努め、議論の成熟を可能な限り求めて結論を出したい」と述べ、今国会中に成立させる決意を改めて示した。さらに、山口氏は1992年成立の国連平和維持活動(PKO)協力法に賛成した際には、同党の支持母体・創価学会内にも反対論があったと指摘。その上で、「(当時の)意見や反応と比べると、今の皆さんの方がずっと冷静で落ち着いている。直接じっくりお話しすればだいたい理解してもらえる」と語り、大半の同学会員から法案への賛同を得ていると強調した。(読売新聞8月27日)

 結党以来「平和の党」を旗印に、公明党は支持母体である創価学会員のみならず、広く国民の中に支持を強めてきたと受け止めている。よって今回の安保法制関連法に対する学会員の意識は何処にあるのか、そのことに関心を持ってきた。そこで目にしたのが次の週刊朝日の記事である。「7月31日、夕闇迫る国会議事堂前を、安保法制に反対する無数のデモ隊が埋め尽くした。学生らでつくる団体「SEALDs(シールズ)」がシュプレヒコールを上げる中、さまざまな年齢層の参加者が「憲法9条死守」など、思い思いのプラカードを持って国会周辺を練り歩く。その中に、赤、黄、青の3色の上に「SGI AGAINST FASCISM」と記されたプラカードを持った男性の姿があった。「SGI」とは言うまでもなく「創価学会インタナショナル」の略称。そう、プラカードは与党の一角を担う公明党の支持母体である宗教団体・創価学会のシンボルの「三色旗」なのである。男性は神奈川県在住の30代の創価学会員。デモに参加した気持ちを本誌にこう訴えた。『今の公明党は自民党の子分みたいになってしまった。平和の党として言うべきことを言ってほしいと、デモに参加しました。私の周りにも、学会本部に投書をするなど同じ考えの人が出てきている。今はバラバラの点と点ですが、デモをきっかけにして線や面になっていければと思います』」(週間朝日・ 2015年8月14日号抜粋より)

 これを読みまだ期待を失うことはない。これらの動きが党の姿勢を変えることにつながってほしいと念じた。

 その私に、またもや次の記事を見ることになる。

 署名集めを開始したのは「安全保障関連法案に反対する創価大学・創価女子短期大学関係者 有志の会」…中略… 声明は「平和は自由な対話、すなわち人権の尊重からはじまります」という言葉で始まり、「大学正門に掲げられた『創價大學』の文字は、教育と人権の勝利を信じつつ対話を貫き通し、軍部権力の弾圧により獄死した『創価教育の父』牧口常三郎先生の筆によるものです。いかなる圧迫にも屈せず、民衆のために声をあげること。これこそが創価教育の魂だと私たちは信じます」と続けています。そして「現在、9割の憲法学者が『違憲』と判断している安全保障関連法案が、安倍政権により採決されようしています。私たちはガンジー、キングの人権闘争の流れに連なる創立者・池田大作先生の人間主義思想を社会に実現すべく学び続けてきました。そこで培った人権意識を持つ者なら、声を上げるべき時は、今です。私たち関係者有志は、創立者・池田大作先生の理念を我が人生の根幹に据え、安全保障関連法案への『反対』を表明します」と宣言…後略…」

 今からでも遅くない。山口代表がいつも述べている「現場主義」に立ち返り、支持者の声を確認してはどうか。支持を異にする立場ではあるが期待をするがゆえに進言したい。

 

 

 


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