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蟻取物語

蟻の採集や飼育に関する研究成果を、写真等を活用して公開する。

1127 飼育中のアリ ケブカクロオオアリ(コロニーB)

2020年06月29日 09時22分17秒 | Weblog
もう一つのコロニーです。
こちらの方は、ワーカーがすべて養女(クロオオアリ)です。
卵、幼虫、蛹はすべてケブカクロオオアリです。
七月中には、ワーカーはケブカクロオオアリが主体になるでしょう。



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1126 飼育中のアリ ケブカクロオオアリ(コロニーA)

2020年06月27日 14時11分12秒 | Weblog
クロオオアリのワーカーとの混合巣です。
幼虫、蛹はすべてケブカクロオオアリです。
7月中には、ワーカーのほとんどがケブカクロオオアリになっていると思います。



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1125 飼育中のアリ ムネアカオオアリ(全5コロニー)

2020年06月19日 16時11分51秒 | Weblog
2017採集のメスのコロニーの状況です。

蟻巣の全体像



拡大

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1124 飼育中のアリ クロオオアリ(全8コロニー)

2020年06月16日 13時05分39秒 | Weblog
2018採集のメスのコロニーです。
新しい市販の人工蟻巣に移しました。

蟻巣の全体像


左半分


右半分
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1123 ケブカクロオオアリ コロニーA 初ワーカー羽化しました

2020年06月05日 09時12分42秒 | Weblog
昨年のコロニー育成から、約一年後初ワーカーが誕生しました。
感慨深いです。
いろいろ不安続きの一年でしたが、ようやくという感じです。

羽化したワーカーは右上のクロオオアリから給餌を得ている中型のワーカーです。
ケースが汚れているため鮮明でないのが残念です。
このまま順調に進み、コロニー規模が拡大してきましたら、
新しい人工蟻巣に引っ越しさせ、写真に撮りたいと思います。

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1122 ケブカクロオオアリの現況

2020年06月02日 16時19分39秒 | Weblog
10か月ほどお休みしてしまいました。
ウエブ小説を書いていたり、新型コロナウイルスの蔓延があったり、パソコンの買い替えがあったりで、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。

元気ですので、ご安心ください。
ぼちぼち、ブログを進めていきます。
最初は、ケブカクロオオアリの現状です。

昨年は五匹の新女王のコロニー化を進めていました。
その後越冬し、生き残ったのは二匹だけでした。
一匹をA、もう一匹をBと記号をつけます。

コロニーA
越冬コロニーにクロオオアリのワーカーが三匹が健在でした。
女王は産卵し、現在蛹化しています。
間もなく、羽化すると思います。
このコロニーには、数個体の幼女(クロオオアリの蛹)を投入してあります。
ケブカか、クロか、羽化してみればわかります。
このコロニーは期待が持てます。






コロニーB
越冬コロニーにクロオオアリのワーカー二匹が健在でした。
女王は産卵し、孵化したのですが、ワーカー二匹が死亡してしまいました。
その後、クロオオアリの蛹七個体ほど投入、現在四匹が羽化、活動しております。
女王と栄養交換をするものの、積極的な採餌行為は観察できません。
少し心配です。
すべての羽化が終われば、変化するかもしれません。






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1121 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング 新女王

2019年07月20日 15時01分44秒 | Weblog
現在、新女王5匹は健在です。
5匹は以下のように分類しています。
A、B  ケース内ペアリング確認済み 脱翅
C    ケース内ペアリング未確認  脱翅
D、E ケース内蟻巣内で脱翅

今回はAとDの現況を報告します。

A ワーカーはケブカクロオオアリ2匹、ムネアカオオアリ3匹とクロオオアリ1匹は、
  養女です。
  ケブカクロオオアリの幼虫とサナギは成長しています。
  今月中には、羽化すると思います。

D ワーカー3匹はクロオオアリの養女です。
  こちらも今月中には羽化すると思います。

ケブカクロオオアリの初期コロニー建設は難しいです。
クロオオ、ムネアカオオに比べて、繁栄していないのも納得できます。



 



 
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1120 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング 現況

2019年05月12日 13時19分27秒 | Weblog
交尾が確認できている2匹は、産卵をしています。
交尾の確認できなかった1匹も健在です。

蟻巣内で脱翅した2匹も今のところ健在です。
産卵の徴候はみられません。
これから一カ月ほど暗所で放置します。
ストレスを与えないためです。
ひたすら死なないことを祈ります。

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1119 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング考 回答編(7-6・7)

2019年05月10日 16時08分36秒 | Weblog
6 日光と時間について
日光に当たっていることは、重要な要素の一つです。
温度と共にペアリングの引金になる要素です、
前述したとおり、温度管理は重要ですが、日光の管理も注意しなければなりません。

午前十時ころから野外に出し、ケース内に日光が差し込むように設置します。
まずオス蟻が出てきて飛び始めまあす。
午後になって、メス蟻が活動始めます。

このような状況が数日続いたころ、
ペアリングの瞬間がやってきます。
その頃は、オス蟻は歩きまわっている状況なので、メス蟻と遭遇する機会が多くなっています。

7 まず実施してみよう
やってみなければ、実感として把握することはできないと思います。
経験を積み重ねて、感を醸成することがポイントだと思います。
簡単にあきらめることなく、根気よく経験をつむことが大事です。

わたしもまだまだ改良の余地があると思っています。
チャンスがあれば、再び挑戦したいと考えています。
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1118 ヨツボシオオアリ 結婚飛行

2019年05月04日 16時07分01秒 | Weblog
5月3日ヨツボシオオアリが飛行しました。
気温は26℃。午後2時から3時の間、多数の脱翅メスが樹幹を歩いていました。
とりあえず、12匹を採集して持ち帰りました。

 

 
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1117 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング考 回答編(7-4・5)

2019年05月01日 15時01分20秒 | Weblog
4 温度設定
温度は27℃から30℃になるように設定します。
湿度は40~60パーセントに設定します。
温度は日陰調整、湿度はスポンジで行います。
わたしは経験と感で行っていますが、未経験の方は温湿計をケース内に設置して行ったほうがいいでしょう。

5 風との関係
ケース内ですので、風の問題は発生しません。
風の有無はペアリングには、直接関係ないようです。
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1116 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング考 回答編(7-2・3)

2019年04月26日 13時28分29秒 | Weblog
2 羽アリの大量死の原因
ワーカー数が減少したことにあると考えています、
コロニー内の環境状態が変わり、栄養状態が極端に悪くなったことが主因。

3 交尾行動とフェロモンの関係
検査体制の不備から、確認できていません。

 
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1115 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング考 回答編(7-1)

2019年04月25日 10時59分30秒 | Weblog
バードさんからの質問に回答していきます。
あくまでも私の個人的な私見ですのでご承知おきください。

1 羽蟻の誕生と育成、女王の死亡の関係
  女王が死亡したことと、羽蟻が生産されたことは密接な関係があると考えています。
  前年産卵が終えた女王が死亡、同時に巨大ワーカーによるオス羽蟻の卵の生産が始まったと推論します。
  女王物質が失われると、コロニーによる次世代の生産がはじまるという考えによります。
  ミツバチにも見られる現象です。

 
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1114 ケブカクロオオアリ ケース内ペアリング実施

2019年04月16日 16時03分12秒 | Weblog
越冬に成功した羽蟻は、メスが80匹程度、オスが110匹程度でした。
3月に入ってから、次々とメス羽蟻が脱翅していきました。未交尾なのは、明らかです。
オス羽蟻も死んでいきます。原因がわかりません。
脱羽蟻メスの多くは死んでいきました。現在10匹ほど管理しています。
後日この現象を推論してみたいと思います。

4月14日現在、メス羽蟻4匹、オス羽蟻20匹ほどになりました。
このメス羽蟻4匹は蟻巣から外に出てこなかった個体です。正常な個体だったと思えます。
4月15日、大型ケースに羽蟻とワーカーを入れた蟻巣を設置しました。
いよいよケース内ペアリングの実施です。
気温は24度ほどでしたが、ペアリングにいたりませんでした。

4月16日、午前10時に外の日光に日陰調整して、ケースを設置しました。
11時には、オス羽蟻が蟻巣から出てきて、さかんに飛びまわり始めました。
午後2時過ぎにメス羽蟻4匹が巣外に出てきました。
午後三時になって、最初の交尾が観察できました。
交尾は30秒以上続き、完全なペアリングでした。
続いてもう一匹交尾を観察できました。
後の2匹については、残念ながら確認できませんでしたが、交尾済みの可能性があります。
明日、脱翅状況をみればわかると思います。

今後の作業としては、
オス蟻がまだ健在なので、羽を落としているメスにペアリングを試みてみたいと思います。

鮮明な画像が撮れなかったのは残念ですが、参考に観ていただきたいと思います。


 

 
  
 

 
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1113 2018クサオオアリ 飼育環境

2018年10月07日 15時42分31秒 | Weblog
報告が遅れました。

去年はワーカー一匹の羽化に成功しましたが、
越冬に失敗し、ワーカーを失いました
今年もこうやんのご厚意で、新女王を得られましたので、
飼育環境をいろいろ試してみました。

その結果を以下の{1}、「2」、「3」の事例で説明していきます。

「1}ケース内に湿らせたスポンジだけを入れた事例です。
   湿らせたスポンジのすぐ傍で子育てをしています。
   ワーカーが6匹、幼虫も育っています。
   餌はいろいろ試してみましたが、メープルシロップが一番いいようです。

「2」ケース内に、湿らせたスポンジと、それに切り口を密着させたチュウブを入れた事例です。
   ご覧の通り、チュウブが湿気で変色しています。
   ワーカーが5匹、幼虫も多数います。

「1」、「2」の事例から導き出されるのは、水分の重要性です。
クサオオアリは木質中に営巣しますので、乾燥した環境を好むと思われますが、
少なくとも、新女王のコロニー建設には、潤沢な水分が必要と考えています。

「3」のように、湿らせたスポンジを入れたケースに採餌用のチュウブを差し込んだ場合、
ほとんどの新女王はチュウブ内に営巣します。
産卵、孵化はみられますが、殆どの場合、幼虫は成長しません。

勿論、新女王の個体差も大きな要因ですので、一概に言いきれませんが、
飼育の際は参考にしていただきたいと思います。

「1」

 

「2」

 

「3」

 
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