蟻取物語

蟻の採集や飼育に関する研究成果を、写真等を活用して公開する。

152 アメイロオオアリ コロニー

2007年06月30日 12時00分40秒 | Weblog
昨年採集したアメイロオオアリのコロニー
少しづつ、ワーカーが増えている。

卵、幼虫、蛹のバランスがとれており、
コロニーとしての健康は保たれている。
食べているのは、昆虫ゼリーのみという状態。
虫を与えても、食べている気配が無い。
これからは、
採餌行動の調査が必要だ。

     ふじひろ  

149 ツヤクロヤマアリ 蟻巣全景

2007年06月27日 15時58分48秒 | Weblog
ツヤクロヤマアリコロニーを収容している
人工蟻巣の巣部全景

このコロニー何度も登場しているが、
最近コロニーの様子が変わってきた。
今年ツヤクロヤマアリ女王とヤマクロヤマアリワーカー27匹でスタートしたが、
ツヤクロヤマアリのワーカーが30匹を超えてきて、
コロニー全体の主流になってきたようだ.
人工蟻巣を抜け出して、
餌集めをしているのも、ツヤクロヤマアリ達だ。

     ふじひろ   

148 ヨツボシオオアリ(Q3) 羽化

2007年06月26日 14時04分03秒 | Weblog
ヨツボシオオアリのQ3コロニー、
最初の1匹がめでたく羽化した。
3匹の母に囲まれて、
少々緊張気味。

これからは、
給餌いかんだが、コロニーは爆発的に増えていく。
それが、Q1と違うところだ。
ワーカーが10匹を越えたころ、
重大な決断が待ち構えている。
さて、どうするか。

     ふじひろ    

147 今日は 開設一周年 クロナガアリ ワーカー羽化 

2007年06月25日 11時21分20秒 | Weblog
6月25日、今日はブログ開設一周年記念日。
147回で迎えることになった。
皆さん、これからもよろしくお願いします。

4月13日に採集した
クロナガアリ脱翅雌4匹をケースの中に入れておいたもの。
6月20日に見てみると、ワーカーが羽化していた。
ほったらかし飼育法の成果か。

コロニーの構成員は、皆異常なほど健康で元気。
早速、タンポポとエノコログサの種を、
ケースに連結したチュウブに入れた。
取り込んで幼虫に与えるかどうかが、
これからの観察のポイントか。

      ふじひろ   

146 ケブカクロオオアリ 羽化最盛

2007年06月18日 17時15分33秒 | Weblog
昨年ケース内ペアリングでコロニー化した人工蟻巣内部
蛹から次から次とワーカーが羽化している。

右側上部、女王の近くに
羽化したての大型のワーカーが見える。
頭部、特にアゴのあたりがまだ黒化していない。
ムネアカオオアリのように、
羽化したての特徴がないので、見過ごしがちになる。

女王蟻は元気、健康そのもの。
多量の産卵を続けている。

    ふじひろ   

143 ケース内ペアリング ミカドオオアリ産卵孵化

2007年06月11日 06時23分32秒 | Weblog
ケース内で交尾を終え、脱翅したミカドオオアリの雌
古巣ワーカーと共にコロニーを形成した。

写真が不鮮明で、分かりずらいが、
右側に孵化した幼虫塊が見える。
このコロニーには、
大型のワーカーがいないので、
ワーカーの産卵は無いと思われるが、
クロオオアリと共に、ワーカーの羽化を待つことにする。

これでケース内ペアリングは、
ケブカクロオオアリ、クロオオアリ、ミカドオオアリで
成功したことになる。
次に、ウメマツオオアリ、クロヤマアリに
挑戦することにしている。

     ふじひろ   

142 営巣形態 ミカドオオアリ

2007年06月10日 10時39分00秒 | Weblog
新人工蟻巣に営巣しているミカドオオアリのコロニー
人工蟻巣のサイズは240×165×35㎜。

ミカドオオアリは側面の壁に沿って、
細長く営巣している。
枯竹に営巣している習性がここにもあらわれている。
人工蟻巣の構造は縦に巣室を仕切るほうがいいようだ。

    ふじひろ  

140 営巣形態 ニシムネアカオオアリ

2007年06月08日 11時33分12秒 | Weblog
平箱型の人工蟻巣に営巣するニシムネアカオオアリのコロニー
サイズは260×110×60mm
蟻巣を広くすると、
コロニーは爆発的に拡大した。

今回から3回にわたって、ニシムネアカオオアリ、
ミカドオオアリ、ケブカクロオオアリの
営巣における特徴を公開する。

ニシムネアカオオアリは、
人工蟻巣の角に固まって営巣する。
卵も幼虫も蛹も角に積み上げる傾向がある。

    ふじひろ   

138 ケース内ペアリング クロオオアリ産卵

2007年06月06日 06時03分28秒 | Weblog
別のコロニーの雄と、
ケース内ペアリングさせたクロオオアリの脱翅雌
同巣の大型ワーカーと一緒にしていたが、
昨日産卵したようだ。

交尾の瞬間を観察していたので、
間違いないと思うが、
もし交尾が不完全な場合、
脱翅雌が女王フェロモンを出さないため、
ワーカーが無精卵を産んだ可能性も皆無でない。

ワーカーの羽化を気長に待つことにしよう。

119、130を参照されたい。

     ふじひろ