南方系ミカドオオアリの一種といわれる女王蟻を飼育している。
数カ月飼育するも幼虫の成長はみられなかった。
ミカドオオアリ系ということなので、ミカドオオアリのサナギを導入してみた。
この女王蟻はサナギの世話をするものの、殻を破って羽化の手助けをすることはしなかった。
そこで、この女王の体形、体格がケブカアメイロオオアリに似ているので、
ケブカアメイロオオアリのサナギを導入した。
これが見事に的中、ワーカーの羽化に成功した。
現在ケブカアメイロオオアリのワーカーは11匹、
円滑にこの女王と栄養交換、グルーミングを行っている。
産卵が始まり、幼虫の成長がみられるようになった。
幼虫が脱皮しサナギになった。
ミカドオオアリもケブカアメイロオオアリも殻を被った繭状なのに対し、
このサナギは裸蛹である。
はたしてどのようなワーカーが出てくるのであろうか。
ふじひろ