蟻取物語

蟻の採集や飼育に関する研究成果を、写真等を活用して公開する。

810 ニコバレシスオオアリ ハムが大好き

2011年01月31日 11時09分17秒 | Weblog
ここにきて、ミルアームなどたんぱく質系の餌が枯渇してきた。
やむをえず生ハムを与えてみる。
よく食べる。
ケブカアメイロオオアリもハムを食べることが分かった。
とりあえず一安心。
それからニコバレシスオオアリ、外勤のほとんどが小さい黒系のワーカーである。
大多数の赤系のワーカーは巣内に閉じこもっている。

   ふじひろ

  

  

808 ニコバレシスオオアリ 近況

2011年01月25日 11時34分04秒 | Weblog
飼育蟻巣は石膏蟻巣とアクリル箱蟻巣を二段重ねにしている。
下の石膏蟻巣には女王、幼虫が、
上のアクリル箱蟻巣にはサナギが置かれている。
順調にワーカーは増え続けている。

ワーカーは大きめの赤いものと、小さめの黒いものがある。
圧倒的に赤いワーカーが多い。

 

  ふじひろ

807 サナギをどうやってとりだしたのか ケブカアメイロオオアリ

2011年01月19日 11時27分09秒 | Weblog
いるまえかわさんからコメントで質問がありました。

画像上
人工蟻巣には側面に給餌用のチュウブを取り付けてあります。

画像下
このチュウブを引き抜いて巣内通ずる木穴(直径9mm)をだします。
この木穴を下に向けて、揺すりながら幼虫サナギを下に落とします。

ワーカーも一緒に落ちてきますが、幼虫サナギを取り分けてから再び巣内に戻します。

    

    

  ふじひろ

804 トゲアリ コロニー化計画 9 ホストコロニー1

2011年01月14日 11時16分57秒 | Weblog
インキュベーターで1℃管理していたムネアカオオアリの三つのホストコロニーを、
野外の蟻工房内に移した。

画像はコロニー1。
このコロニーに導入していたムネアカオオアリ女王とトゲアリ女王は見当たらない。
死骸もないので、ワーカーの中に潜りこんでいるのだろう。

     

     

   ふじひろ

803 ムネアカオオアリ 再生コロニー

2011年01月12日 15時12分21秒 | Weblog
ワーカー、多量越冬幼虫の無女王集団に他の巣の女王を導入したコロニー。
一日でも早く養女用サナギをえるために温室管理にすることにした。



投入女王を確認したところ元気に生存していた。
窓際で観察したところワーカーによる女王へのグルーミングが確認できた。
若い女王+大量ワーカーの試みは成功したようだ。
後日この新手法をまとめ、公開しよう。

   

   ふじひろ

800 ミカドオオアリ SP 現況

2011年01月04日 15時40分41秒 | Weblog
得体のしれない女王蟻、ミカドオオアリ系かアメイロオオアリ系か。
全身黒く体形はアメイロオオアリ似、
脚はアメイロオオアリのように長くなく、ミカドオオアリ似。

現在ケブカアメイロオオアリのワーカーと生活している。
この女王の子が出てくれば同定ができるかもしれない。

    

    

   ふじひろ

799 小さなアメイロオオアリ コロニー化へ

2011年01月01日 11時27分07秒 | Weblog
新年明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

     

今年の春、単独女王から始めたケブカアメイロオオアリ系の女王蟻。
体長は約11㎜、ヨツボシオオアリと同じくらいの大きさ。
数個の産卵、孵化が何度かあったが、蛹化することはなかった。

昨年12月ケブカアメイロオオアリのコロニーから、
羽化したてのワーカー1匹と幼虫10匹ほど入れてみたところ、見事にミニコロニーが出来上がった。
産卵孵化、幼虫の成長と順調なすべりだしだ。

次にコロニー化を促進するために、
羽化したてのワーカー6匹とサナギ幼虫を導入した。
小さな抵抗があったが、数時間後には栄養交換グルーミングが観られるようになった。

2011、名無しのミニケブカアメイロオオアリのコロニー化はスタートが切られた。

   ふじひろ