気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

餅つきは28日から

2017-12-28 16:45:05 | 日記
今日は千利休以来の大茶人とも称される『鈍翁(どんのう)』
益田孝の命日(昭和13年12月28日)にあたります。
先日のMOA美術館で拝見した秀吉伝来の「黄金天目」や
井戸茶碗 銘 翁も旧蔵品にあたりますね。
 銘 翁、2017.11.10MOAにて
新版・茶道大辞典(淡交社)によると(一部抜粋)
”実業家・数寄者。三井財閥を大成し、明治・大正の財界に重き
をなし男爵を賜った。弟の影響を受けて美術品・茶道具の収集を
始め茶湯は諸流を学んだ自己流で、品川御殿山の本邸碧雲台で
もっぱら茶会を催した。明治28年に創始した大師会はこんにちに
も及び、晩年は小田原の別邸掃雲台に隠棲して茶三昧にふける。
収集した茶器のうち、『大正名器鑑』に茶入17点、茶碗20点が
掲載されている。”と

今日は朝からまあまあの天気に、大掃除のつもりが、年賀状への
書き込みが半分残っております。でもお餅つきは末広がりの28日
が良いとのことと、孫たちその親も忙しく集まれませんので、
今日から少しずつすることにしました。
(*29日は「苦もち」でよくないとか、29で福餅で良い地方も)
というのも現在使っている餅つき器はもち米を一晩漬けずに、
洗ったもち米をふやけさせるコースがあるのを先日知ったため、
早速のし餅作りにとりかかり、その合間に年賀状を仕上げます。

時間があっという間に過ぎ、午後2時頃に餅つき機を始動、

この餅つき器、2歳児の孫が来ると必ず遊んでいたのに、
それも秋口までで、今は触りもしません。成長したものです。

餅搗器身震ひしばし搗きあがる
            阿部一彦
あっという間につきあがり、餅つき器の蓋にいれると、
なんと簡単に伸餅に仕上がること。
『餅つき器いとも易きに伸餅へ』
            愚句

そして少し残りましたので、大根おろしとお醤油で、
美味しくいただきました。

孫たちにも食べさせてあげたかった気持ちが湧き、
父母のことを思い出しました。
30年前頃迄、富山の実家は杵と臼で餅つきをしており、
帰省する日にちに合わせて孫に餅つきをしてくれており、
後片付けは餅つき器でも大変なのに、有難いことですね。
実家の屋根裏に眠れし杵と臼にも・・・。