西日本には真冬並みの寒気で、北九州や山口では雪も、
ここ奈良は曇りがちで、乾いた北西風が吹き寒い日に。
この風を西日本では「あなじ」「あなぜ」といい、
関東では「空っ風」と、この風で家の満天星躑躅が
散らされ、落ち葉が道路脇に一列に溜まっております。
掃除をしていると他からの落葉がやってきては、
このイタチごっこに、朝から自宅稽古の予定でしたが、
昨晩にキャンセルがあり適当なところで切り上げ、
頂いた時間で、少し早いのですが今月の菓子を、
末広がりの形、さて何になるでしょうか?お楽しみに。
⇒
平行してパン作りもしていると、時間はあっという間、
はや、夕暮れのこんな時間、用事のため預かった孫が
小学校から直接帰って来ますので、夕食の準備も・・・
その前に忘れていたこと、
ボランティアでの茶道サークルの霜月のお稽古です。
軸は、『開門落葉多(かいもんらくようた)』
花は山茱萸の葉に赤い実と白西王母で
菓子は亥の子餅
お軸『開門落葉多』の説明で
雨音と思ったのが、秋風で落葉が屋根を叩く音・・・
ところが今や季節はすっかり冬で、木枯らしも一号も
過ぎてしまい、本格的な冬の気候です。
この写真を見ていて、言い忘れていたこと・・・
「秋風」を「金風」と言い、これを使った禅語
『体露金風(たいろきんぷう)』を紹介すること。
知ったかぶりで、言わなくてよかった!
調べてみると、(充実茶掛けの禅語辞典から)
”秋風の中に仏法の全体が包み隠さず露現し尽くされ
ている。ある僧が雲門文偃に「樹凋み葉落つる時如何」
(木が枯れて葉が落ちるときはどのようなものですか)
と問いかけた。煩悩も悟りも捨て切った自らの境涯を
晩秋の情景を借りて示したこの僧に対し、雲門は
『体露金風』と応じた。金風とは秋風のこと。
体露とは、すっかり露(あら)われること、まるごと
さらけ出すこと、全体露現の意。秋風に仏法の全体が
露わになっている、ということ。目に触れるものその
ままが悟りの風光であることを表している。
僧の問いは否定的立場、雲門の言葉は肯定的な立場
から言ったもの。「出典」碧巌録”と
善悪、好嫌とか言う分別の枝葉も落とさなければ、
そして自らの老年齢への自覚をしなければいけませんね。
この風で、落葉樹の葉が全て落葉になれば・・・
掃除が楽なのですが、煩悩がまだまだふつふつと
ここ奈良は曇りがちで、乾いた北西風が吹き寒い日に。
この風を西日本では「あなじ」「あなぜ」といい、
関東では「空っ風」と、この風で家の満天星躑躅が
散らされ、落ち葉が道路脇に一列に溜まっております。
掃除をしていると他からの落葉がやってきては、
このイタチごっこに、朝から自宅稽古の予定でしたが、
昨晩にキャンセルがあり適当なところで切り上げ、
頂いた時間で、少し早いのですが今月の菓子を、
末広がりの形、さて何になるでしょうか?お楽しみに。
⇒
平行してパン作りもしていると、時間はあっという間、
はや、夕暮れのこんな時間、用事のため預かった孫が
小学校から直接帰って来ますので、夕食の準備も・・・
その前に忘れていたこと、
ボランティアでの茶道サークルの霜月のお稽古です。
軸は、『開門落葉多(かいもんらくようた)』
花は山茱萸の葉に赤い実と白西王母で
菓子は亥の子餅
お軸『開門落葉多』の説明で
雨音と思ったのが、秋風で落葉が屋根を叩く音・・・
ところが今や季節はすっかり冬で、木枯らしも一号も
過ぎてしまい、本格的な冬の気候です。
この写真を見ていて、言い忘れていたこと・・・
「秋風」を「金風」と言い、これを使った禅語
『体露金風(たいろきんぷう)』を紹介すること。
知ったかぶりで、言わなくてよかった!
調べてみると、(充実茶掛けの禅語辞典から)
”秋風の中に仏法の全体が包み隠さず露現し尽くされ
ている。ある僧が雲門文偃に「樹凋み葉落つる時如何」
(木が枯れて葉が落ちるときはどのようなものですか)
と問いかけた。煩悩も悟りも捨て切った自らの境涯を
晩秋の情景を借りて示したこの僧に対し、雲門は
『体露金風』と応じた。金風とは秋風のこと。
体露とは、すっかり露(あら)われること、まるごと
さらけ出すこと、全体露現の意。秋風に仏法の全体が
露わになっている、ということ。目に触れるものその
ままが悟りの風光であることを表している。
僧の問いは否定的立場、雲門の言葉は肯定的な立場
から言ったもの。「出典」碧巌録”と
善悪、好嫌とか言う分別の枝葉も落とさなければ、
そして自らの老年齢への自覚をしなければいけませんね。
この風で、落葉樹の葉が全て落葉になれば・・・
掃除が楽なのですが、煩悩がまだまだふつふつと