気軽に茶道をしてます。

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京都で日本初ツワー「カルテット・アロド」を聴く

2017-12-19 12:58:10 | 音楽
15日の京都での主目的は京都コンサートホールにて
弦楽四重奏を聴くことで、自宅稽古後に家を出たのですが、
京都駅と四条河原町をウロウロしていると北山の駅を駆け
あがったのは、開演10分前、京都府立植物園は真っ暗のはず
が、闇の中に忽然と現れた素晴らしいシーンが柵越えに、
噴水と20mのトウカエデが水面に反射していました。
しかし地下鉄で急ぐあまりカメラが手から滑り落ちた際に
壊れたようで撮れず、ア
 T-SITE LIFESTYLEより
昨年同様に光のアーティスト高橋匡太氏による演出になり、
植物園のシンボルでもある「くすのき並木」も音楽と光の
コラボもあるそうです。今日15日は初日で人出も少ない
ようでしたが、この25日(月)まで開催されております。
 

会場の席についてもカメラのことがショックでしたが、
落ち込んでいられません。

カルテット・アロド」はパリ国立高等音楽院で学んだ4人
Vn:ジョルダン・ヴィクトリア(ストラディヴァリウス)
Vn:アレクサンドル・ヴ(ガダニーニ)
Vla:コランタン・アパレイー(ヴィオラ)
Vc:サミー・ラシド(チェロ)
映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する馬の名前から
2013年に結成され、もう2015年にニールセン国内室内楽
コンクール、16年ミュンヘン国際音楽コンクールと続けて
優勝したことから、「驚異の新世代」と呼ばれ、デビューCD
「メンデルスゾーン」をひっさげて日本初登場になります。

会場の入りは八部弱で、プログラムは、
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421
B.アタイール:弦楽四重奏のための「アスル」午後の礼拝
・・・休憩15分の後・・・
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 op.13

ブラボーの声がして大拍手、会場はみなさん大満足です。
アンコールは、メンデルスゾーンと聞いていたのですが
チェロのサミー・ラシドさんがたどたどしい日本語で
ビゼーと紹介すると、大拍手が湧き起こりました。
・ビゼー「アルルの女」よりアダージョ
・メンデルスゾーン弦楽四重奏ための4つの小品
       Op.81 より カプリッチョ、ホ短調

モーツァルトの出だしは、音があまりなっておらず、
特にジョルダンのVn、これでストラディヴァリウス
またVcとのバランスも悪かったのが、調和しだし・・・
二楽章からあれっ、これはと思えるほど徐々によくなり、
疾風のように怒濤的な激しさで、怖いもの知らずな
若さあふれる演奏になりました。
各自ソリストとしても活動できる力量があるからでしょう
パワフルであっても、繊細でかつ緻密さも兼ね備えた
表現力に感動し、高みを目指してほしいものです。
最後のアンコールは良いものを聴かせてくださいました。

開園は午後8時までの植物園、9時も過ぎましたから真っ暗
私の心は、良い演奏で晴れたかとおもえば、
心の隅には、まだ暗黒な部分がまだ残っているみたい。