気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「南山寿色多」を

2017-12-10 17:38:38 | しつらえ
最低気温は2.5℃とやや寒い朝ですが、初嵐椿にメジロが
やってきました。今日は奈良マラソンの日で気温はやや
低くなりますが風もなく、マラソン日和かもしれません。
*写真は奈良マラソンHPより12000名のスタートです。

*写真はせんとくん、ミス奈良としかまろ君がお出迎え
及びご当地キャラ、リニー君も
 奈良マラソンHPより
でも今日はお稽古日で奈良市内までお伺いしましたが、
メイン道路は8時半から交通規制が始まり、渋滞や
遠回りを余儀なくされるため、電車にて向かいました。

お稽古は台子の予定でしたが、師走なのからでしょうか
お休みの方がおられ、急なことに先日に引き続き、
台子の初炭をさせて頂き、そして行の行台子を見学し、
お昼の休憩後、台子の濃茶、薄茶を教えて頂き、帰宅と。
途中の近鉄奈良駅はマラソン関連の方々や観光客などで
混雑しており、足早に電車に乗り帰りました。

菓子は白玉椿?光琳の椿様の丸い上用、奈良萬々堂通則
さんで、師走の別名、極月なのでしょうか。
(写真なし)
ところで自宅の稽古場を小間へ移したものですから
今月の軸『看々臘月尽』も小間に、
 小間
広間の床の軸は、『南山寿色多』に

『南山寿色多』とは、(新版・茶掛けの禅語辞典より加筆)
”南山は西安の南にある秦嶺山脈の主峰・終南山のこと。
 昔から仏教はいうまでもなく儒教や道教にとっても非常に
 大きな意味を持つ重要な山であり、ここは仙人、修行者
 などが多く隠棲した場所で堅固で不動のもの、長寿・長久
 の象徴とされている。都から見ると南方にあるので雲を
 起す山として見え、青々しい山であったことにより瑞気・
 神気とみなされたためである。よって寿色が多いとされた
 また終南山はその山容が泰然として年中青々しく見えるこ
 とから、長寿を祝ったり願ったりする時の慣用的表現とし
 てよく用いられてきた。”と
皆様方の長寿を願うばかりです。