気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

簀戸に替えて

2017-06-06 09:24:11 | お稽古
今朝から自宅稽古の予定で、しなくてはいけないことが
障子から簀戸へと替えること、ところが・・・
先週の金曜日自宅稽古が終わり片付けで、そっと風炉を
長板から持ち上げた拍子に、腰がぎくっと
それ以来調子が良くないのです。
樂健法で教わった足の付け根を踏んでもらうことや、
腰湯もしてヨーガの呼吸法をと、いろいろ試したのですが、
今朝からは、貼りたくないシップのお世話になり、
一階のお稽古場の障子一枚を取り外し二階へ、代わりに
二階に置いてある簀戸一枚を持って降りたところで、
相方が見かね、残り三枚ずつを持ち運んでくれ感謝です。

『簀戸の蔭すこし暗きがよかりけり』
             小杉余子
濃淡のある薄暗さが、一夏の景色になりますね。
  
花は、四葩の花(よひらのはな=紫陽花)とホタルブクロで。
 
実は一つしか咲いていない白のヤマアジサイを挿し入れたのですが、
バランスが・・・、青紫色のヤマアジサイに変更に。
残念なことをしてしまいました。

『香を焚き簀戸くる風に朝茶くむ』
             及川貞
もうこんな時間に、稽古お待ちしておりますよ。
でも今日六日は、芸事を始めるのによい日だそうで、
稽古日にあたられた方々には、上達が約束されている?
そんな訳はございませんが、
謂れは、古くは世阿弥の風姿花伝『七歳』に書かれております。
”この芸において、おほかた、七歳(数え年)をもて初めとす。
 このころの能の稽古、必ず、そのもの自然とし出だす事に、
 得たる風体あるべし。
 舞・働きの間、音曲、もしくは怒れる事などにてもあれ、
 ふとし出ださんかかりを、うち任せて、心のままにせさすべし。
 さのみに、よきあしきとは教ふべからず。
 あまりにいたく諫むれば、童は気を失ひて、能、
 ものくさくなりたちぬれば、やがて能は止まるなり。”と

手を広げ指を折り、六つ数えると、小指が立ちましたか。