気軽に茶道をしてます。

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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「ムジークフェストなら2017」でパイプオルガンを

2017-06-23 13:12:02 | 音楽
6月10日から25日まで、奈良の街中が音楽であふれる16日間
ムジークフェストなら2017」が開催されております。
遊びのための準備もあり行けなかったのですが、昨日夕方
申し込をしていた奈良基督教会の『パイプオルガンの夕べ』
~ジューンブライドにちなんで~18時開演に伺いました。

近鉄奈良駅の上がると行基広場から素敵な生演奏が聞こえ、
 
素敵なジャズ、曲名は?ですが伝統的なスタンダードナンバー、
「硬派な?!男達のモダンなジャズ」と題されておりました。

すでに17時から始まっており、時間はもう17時45分、
出演者の井上弘道&木下孝朗トリオさんの生演奏を、
5分だけ佇んでおりますと、体が自然にスイングします。
 
拍手を済ませ、急がなくては東向き商店街は、此の時間でも
外国からの方が目立ちます。

100mもなく到着、案内をされている方にご苦労様と声をかけ
階段の登り、教会へ入らせていただきました。
   
教会内は撮影禁止のため、パンフレットより紹介します。
英国国教会の流れを汲む日本聖公会(日本では320の教会と
立教学院、プール学院、平安女学院、聖路加国際病院等を含む)
奈良基督教会は1887年に開かれ、現地には1930年に信徒の
宮大工 大木吉太郎さんの設計により純和風の礼拝堂が建てられ
外観は和瓦葺きの屋根に真壁造りの壁、内部はほぼ吉野ヒノキで
数寄屋風に仕上げられております。
2015年に国の重要文化財にも指定され、またNHKのブラタモリで
絶賛されたことで、土日には100名の観覧希望者があるそうです。
  
丁度午後6時に興福寺の鐘がゴーン・ゴーン・・・とそして
教会の鐘はカン・カン・・・
信者代表の方のお話によると教会へはカム・カム(come come)
お寺はゴー・ゴー(go go)面白いですね。
この季節は青布なのですが、結婚式用に白布で覆われており、
いっそうイメージが湧いてまいります。
パイプオルガンの演奏は「久保田 真矢」さん
プログラムは、【前半】
 真夏の夜の夢より ”結婚行進曲”(作曲:メンデルスゾーン)
 愛の挨拶 (作曲:エルガー)
 メヌエット (作曲:ジグー)
 トロールドハウゲンの婚礼の日 (作曲:グリーグ)
前半終了後には、当教会牧師、司祭 井田 泉さまの
お話があり、教会の歴史から結婚式に触れられました。
信者さん以外でも結婚式を引き受けておられるそうで、
結婚式場では起こりえないハプニング、新婦登場で最初から
もう一度始め直したとか・・・、手作りの結婚式のため
お祝いするお気持ちが溢れており、ほほえましく感じました。
なお今年の結婚式希望者は一杯で、来年になるそうです。
【後半】
 オルガンソナタ第3番(作曲:メンデルスゾーン)
 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ(作曲:J.S.バッハ)
 アベェマリア (作曲:J.S.バッハ/グノー) 
 オルガン交響曲第5番op42-1第4・5楽章(作曲:ヴィドール)
 フェストより

パイプオルガンは奈良県では唯一で、1987年に創立100周年の
記念で設置され、ドイツのボッシュ製になります。
2段手鍵盤:56 足鍵:30 19stops パイプ数:1228

石造りの教会では味わえない響きが印象的で、
聞く場所にもよるのでしょうが、やや低音の響きが
バッハしかイメージがありませんでしたが、
最後の交響曲、初めて聞き、素晴らしさに感動しました。
最後にこの礼拝堂、国の重要文化財になったことより、
耐震補強を急いでおられ、募金をされておられました。
ささやかながらさせて頂き、後にすると西の空には夕日が

感謝・感謝です。