今朝はうすら寒くて5時頃に目が覚めました。
奈良の最低気温は12.2℃通りで、もう少しと布団にくるまり
ラジオを点け微睡みながら聞いたのは「上野誠の万葉歌ごよみ」
その中で紫陽花から「一期一会」という言葉が流れてきました。
茶会の心得の語源を聞くとは思いもしませんでしたが、
紫陽花の花は、土壌の違いや開花中でも色の変化が見られ、
一瞬の中に美があり、「一期一会」の巡り合い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/6b/9435d678dd1fc2569023ceac2de4abb4_s.jpg)
芭蕉や正岡子規は、紫陽花の七変化を
こんな風にアレンジして詠んでおります。
『紫陽草や帷巾時の薄浅黄』 芭蕉
『紫陽花やきのふの誠けふの嘘』子規
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/9f/74af276062967f79c4ebb2b74b8783af_s.jpg)
さらにラジオは作家の「川端康成」さんがハワイ滞在中、ある朝、
食堂テラス席のグラスに光が射し込み、煌めく美しさに、
美を認め、「美とは発見である」と・・・ (要旨です)
このことは、川畑康成全集28巻、随筆『美の存在と発見』に
収録されていることが解かり、一部抜書きしました。
”ガラスのコップが朝日にきらめく美しさの発見と感得とを、
この時ここで、自分の言葉にとどめておきたいといふ思ひも、
わたくしの心行きだったのでせう。
どこかよその土地、いつかほかの時間にも、ガラスのコップの
これと似た美しさは、もちろんありますでせう。
けれどももしかすると、これとまったく同じ美しさは、よその
土地、ほかの時間には、ないかもしれないではありませんか。
少なくとも、わたくしはこれまでに見たことはありませんので、
「一期一会」と言へるかもしれません。”
実はもう一歳?若かったら、習っていたかもしれません。
というのも昭和47年~52年に中学2年の国語教科書(光村図書)の
『朝の光の中で』にもこの話が収録されていたのです。
朝から良いお話が聴け、自宅稽古の準備をしなくては。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/16/95b52c052bd24db3325baf0805791361_s.jpg)
お花は、紫陽花(ヤマアジサイ)とホタルブクロを
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/ee/1c355b8d31dabb22a729c082ad41c611_s.jpg)
昔はこのホタルブクロに蛍を入れて持ち帰ったのです。
香合の蛍でよろしければ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/4e/2a7e35f09be2c745138a94728769021e_s.jpg)
『あぢさゐの 下葉にすだく 蛍をば
四ひらの数の 添ふかとぞ見る』藤原定家(拾遺愚草)
奈良の蛍、東大寺の「大仏蛍」も昨晩二匹飛んでいたとかで、
今年は遅れていたのですが、6月中旬には見頃に?
楽しみですね。
奈良の最低気温は12.2℃通りで、もう少しと布団にくるまり
ラジオを点け微睡みながら聞いたのは「上野誠の万葉歌ごよみ」
その中で紫陽花から「一期一会」という言葉が流れてきました。
茶会の心得の語源を聞くとは思いもしませんでしたが、
紫陽花の花は、土壌の違いや開花中でも色の変化が見られ、
一瞬の中に美があり、「一期一会」の巡り合い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/0f/23b4059d337282608bc96abd73cf91bf_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2a/30/3d4867cd2a5f8847bc55ebcf44754e88_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/6b/9435d678dd1fc2569023ceac2de4abb4_s.jpg)
芭蕉や正岡子規は、紫陽花の七変化を
こんな風にアレンジして詠んでおります。
『紫陽草や帷巾時の薄浅黄』 芭蕉
『紫陽花やきのふの誠けふの嘘』子規
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3d/ab/f1b997d584ce83717f775b92ea79e845_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/57/78/ddfab0da0cc4487f791fa748f1accf70_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/9f/74af276062967f79c4ebb2b74b8783af_s.jpg)
さらにラジオは作家の「川端康成」さんがハワイ滞在中、ある朝、
食堂テラス席のグラスに光が射し込み、煌めく美しさに、
美を認め、「美とは発見である」と・・・ (要旨です)
このことは、川畑康成全集28巻、随筆『美の存在と発見』に
収録されていることが解かり、一部抜書きしました。
”ガラスのコップが朝日にきらめく美しさの発見と感得とを、
この時ここで、自分の言葉にとどめておきたいといふ思ひも、
わたくしの心行きだったのでせう。
どこかよその土地、いつかほかの時間にも、ガラスのコップの
これと似た美しさは、もちろんありますでせう。
けれどももしかすると、これとまったく同じ美しさは、よその
土地、ほかの時間には、ないかもしれないではありませんか。
少なくとも、わたくしはこれまでに見たことはありませんので、
「一期一会」と言へるかもしれません。”
実はもう一歳?若かったら、習っていたかもしれません。
というのも昭和47年~52年に中学2年の国語教科書(光村図書)の
『朝の光の中で』にもこの話が収録されていたのです。
朝から良いお話が聴け、自宅稽古の準備をしなくては。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/52/c5/c68b9862a31da964776a829313ea112f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/16/95b52c052bd24db3325baf0805791361_s.jpg)
お花は、紫陽花(ヤマアジサイ)とホタルブクロを
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/3b/e840a30f9e0ecffd1545158a64a89d51_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/ee/1c355b8d31dabb22a729c082ad41c611_s.jpg)
昔はこのホタルブクロに蛍を入れて持ち帰ったのです。
香合の蛍でよろしければ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/88/6d1ee4120c27b3d2bd532e0190b53acd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/4e/2a7e35f09be2c745138a94728769021e_s.jpg)
『あぢさゐの 下葉にすだく 蛍をば
四ひらの数の 添ふかとぞ見る』藤原定家(拾遺愚草)
奈良の蛍、東大寺の「大仏蛍」も昨晩二匹飛んでいたとかで、
今年は遅れていたのですが、6月中旬には見頃に?
楽しみですね。