気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

祇園祭の岩戸せんべいを

2015-07-20 00:36:23 | 主菓子とお干菓子
祇園さん岩戸山会所で「岩戸せんべい」を買ってきており、
昨日の『三友之式』稽古後、皆さんで頂きました。
  
扇、菊などが描かれた青い包装紙に、目が行きました。
とても印象的で、末富と書かれており、
こんなところで、出会えるなんて、
この紙袋を下げて、ぶらぶらと鉾めぐりを楽しみました。

缶を開けると、薄いお煎餅に「岩戸山」の焼印が入り、
お茶うけせんべいとして、本当に、香ばしくて美味しく、
お昼過ぎもあり、あっというまに・・・。

気になったのが、地に”日 亦 出 ”墨書された短冊。
そして鳥居の上の尾長鶏?(長鳴鶏)を描かれた包み紙、
説明文には、古事記の天岩戸のお話とともに
皆様方の開運を願われていることが書かれておりました。
ということは、天岩戸の前で、を沢山集めて鳴かせ
神楽を舞い踊る騒ぎにより、天岩戸が開かれます。
び天照大神が現されて、が差し込んだ
神話に由来しているのですね。
なお岩戸山(いわとやま)のいわれは
「国生み」と「天岩戸」のふたつの神話からなりたつそうです。
7/13の様子
「山」でありながら「鉾」のかたちをした「曳山」で、
鉾柱のかわりに山の象徴である「松」がたてられています。
鉾には天照大神、
脇に手力雄尊(岩戸を開けられ、腕力・筋力を象徴する神)
屋根上に伊弉諾尊(イザナギノミコト:御神体)
の三体が祀られており、
長鳴鶏が新しい夜明けを告げながら巡行するそうで、
17日の巡行は雨の中、滞りなく行われ、良かったですね。
7/17巡行(ネットより)