気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

三友之式を楽しみました

2015-07-19 00:25:05 | お稽古
後 ←花寄せ ←前
台風は去りましたが、かなりの大雨でしたね。
テレビでは、朝から電車や道が不通のお知らせが・・・
最近の天候は、地球温暖化で変動の激しいこと。
今朝のお稽古は、『三友之式』をします。
 :裏千家十三代圓能斎好みの式で、
  茶・花・香の三つを式中に採り入れている(茶道大辞典)
急いで、足りない花を探しに、公園へ。
玄関  
昨日のうちに6畳の襖をはずし、8畳間にしていたため、
床に軸を掛け、花入に水を入れ、
花入は5つ、置花入、掛花入等、
香の準備・・・・・
なんとか準備万端です。

皆さんご挨拶をして、花月札にて役割を決めます。
「月」「花」「一」「二」「三」 さあ席入りです。
まずは、花寄せ。
花の四清同(しせいどう)にある如く、
”青竹の清きを切り、清き水を張り、
清き心をもって、清き花を入れることが大切です。”と・・・・
他の人が入れた花を愛で、自分も花を入れる事だけに集中する。
そんなところでしょうか。
皆さんそれぞれ素敵に入り大満足です。
最後に亭主が花を入れ花台を持ったら客は帛紗を腰につけます。
 
  
折据をのせた香盆を運び花月札にて
「月」「花」 香をたく人、初花を決めます。
香をたき、順次沈香の香りを聞き、
亭主が香盆を床脇に荘り、
一同四帖半へ入ります。
 折据(おりすえ)
お薄四服、お菓子付です。
亭主は干菓子器を運び、お茶碗、建水と準備し、
仮座に入ると
初花は居前に進み最初のお薄を点てます。
三友之式では、菓子をお茶室の中でいただくので
茶巾で折据を回し、末客まで回りますと、
一同札をとって「月」「花」と名乗り
お茶を点てる花は、お茶を点て定座に出して
「松」と名乗ります。
あとは、ほぼ平花月に準じます。

主菓子:したたり(菊水鉾)

干菓子
和やかな中に、緊張感のあるお稽古でした。
初めての方、お花とお香の扱いなどを
新たに覚えていただけたでしょうか。
「新たな体験ができ、うれしいです」
「楽しかったです」などと言っていただけ、
準備の甲斐があり、うれしさがこみあげてまいりました。
次は・・・