昔、昔のその昔。
夫と待ち合わせていたときのことです。
あの頃は池袋の東武百貨店のレストラン街は、ディナーショーがあったり、本当に豊かでした。
私は待ち合わせの時間よりとても早く着いてしまいました。
「あの〜鑑定させていただけませんか?」
振り向いたら、占い師さんでした。
あまりに憐れみを乞われているようで、つい椅子に座ってしまったのです。
「何かお悩みは?」
「残念ながら、何にもありません」
こんな会話をしているうちに、ふと気づいたのです。
いつの間にか私が彼のお悩み相談を受けていたことに。
最後の彼のセリフだけはよく覚えています。
「僕、この仕事に向いていないんです」
そこに夫が来ました。
「ごめんなさいね。待ち合わせ時間になったので…」と言ったら
「ありがとうございました。○○○円、いただきます」
ウッソー!と思いましたが、とても可愛そうだったのでお金を渡しました。
食事をしながら、夫に事の顛末を話したら
「それは、キミが鑑定料もらわなくちゃ!」
と、笑っていました。
楽しかったな、あの頃の夫とのデート。
人生で一番仲が良かった人。
そして、日本は豊かで平和でした。
どうした、アメリカ大統領。
気持ちはわからないでもないですが、それはあんまりにも無慈悲すぎます。
古き良き時代のアメリカは、ブッシュ大統領の頃からか、ジワジワと変な国になってしまいました。
無慈悲と言う点では、日本も同じですが…。
自分の身は自分で守れ!ということです。
コロナで自宅で亡くなる。こんなことは今までなかったです。
アメリカファースト。
タリバンが猛威を振るう。
アフガニスタンの女性は美人が多いのに、人権がないのですから本当に気の毒です。
コロナという試練を与えた神様のお怒りをまだまだ受けたいのか…。
宮沢賢治は予言していました。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と。