変わらぬ味

日清食品のカップヌードル。

50年以上前に屋台のラーメンをこよなく愛したご夫婦が試食に試食を重ねた唯一無二の味。自宅のキッチンは職場になり、一心不乱に作った夫妻の味はそのまま変わることなく私たちに愛されています。
ツナミで流された人が、もはや終わりと思ったとき、このカップヌードルが流されてきて、かじって命を繋いだ人もいました。

『ヨーガの四季』の編集の合間に、気晴らしに、これで人生最後の断捨離（毎回言っています）をしています。
多分、本当にこれが最後でしょう。

ひとつ、またひとつ…と、自分で決断することは当たり前になってきました。

今年のインド旅行も皆さんとご一緒するのは最後かな？と思いながら、田原先生の写真を見ています。

カップヌードルを食べても　「美味しいな！」と喜んでいらした田原豊道先生。
知足を難なくクリアして、何にでも幸せを感じることができた田原先生だったから、私たちは皆んなついていったのだと思います。今年の秋、ホームヨーガは提唱51年になります。
カップヌードルのように飾らない美味しさと変わらない味。これをお守りするのが私の生きる意味かもしれません。

こんなことをカップヌードルを食べながら思っていました。