木曜日から九州に来ています。
昨日は佐賀の集中講座。そして忘年会でした。合宿したいくらい盛り上がりました。
ノンフィクション作家で、インド文化研究家、山際素男先生が亡くなって16年になります。
インドで苦しんでいたアウトカーストの人々を仏教の教えで救済され、今なおご活躍の日本人僧侶、佐々井秀嶺上人を世に知らしめた偉大な人物でもありました。
破天荒な先生はいつも葉巻をくゆらせておいででした。一度お酒を飲み始めると、もう止まらず、朝までお付き合いすることになり、私は一度で懲りて上手な切り上げ方を練っていました。
しかし、どんなに酔っても、溢れ出るお話の内容は深く楽しかったものです。ただ、話が一転して下ネタになると、どこまでも下がり、田原豊道先生が話を引き上げていくのです。引き上げると、またまた知的満足が…。
いくら引き上げても、あの頃、下ネタ大好きな女性が約1名いらっしゃいましたから、また下げる…。ドンドン下げる。(笑)
私はそんな先生に言いたい放題でしたが、一つの話題になるととっても意気投合していました。
それは、「ゲゲゲの鬼太郎」の話題でした。
私は子どもの時からアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」を見て、その世界に憧れていました。
ゲッゲッゲゲゲのゲー
朝は寝床でグーグーグー
たのしいな たのしいな
おばけの学校にゃ しけんもなんにもない
ゲッゲッゲゲゲのゲー
みんなで歌おうゲゲゲのゲー♫
私は何度、おばけの学校に転校したいと思ったか…(笑)
今では、私の多忙ぶりをみて人は「妖怪」と呼びます。
山際先生も「ゲゲゲの鬼太郎」の大ファンでした。
とてもやんちゃな先生でした。
その先生が、亡くなる数日前にお電話をくださったのです。「本当に山際先生?」と疑いたくなるほどご丁寧で、あのいたずらっぽさは微塵もありませんでした。
「先生、お久しぶりですね。どうされました?」
「何となく、かけたんですよ。貴女には本当にお世話になったから…」
とってもお優しいお声で…
病気療養中とは知りませんでしたので、あれが最後のお声だったとは…
田原先生のお陰で、偉大な先生がたと親しくさせていただいて、私の何よりの財産となっています。
古川邦宏さんが先日の東京ヨーガ連盟大会とパーティーの動画をYouTubeに投稿してくださいました。
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明日の夜、熊本から戻りますが、戻りましたらブログからご覧いただけるようにいたします。
それでは良い週末を…(荻山貴美子)