今日は「ヨーガまんだら」講座でした。
連休にもかかわらず、遠方からもお出かけくださりありがとうございました。
120パーセント出し切った私ですが、S・Aさんからの鋭い質問に、思い切り気づかされました。
それは…
人々をあたたかい心で受け入れ、人々の利益になることを勧める釈尊の教え四摂法(布施、愛語、利行、同時)です。
10年程前にお渡ししたプリントを見直し、皆さんにお渡ししたつもりでした。
その中で、愛語についてー
【向かいあって愛語を聞けば、たがいに心が和んで、おのずと笑みがこぼれるようになる。面と向かい合わずに、離れたところで愛語を聞いたならば、その愛語を肝に銘じ、魂に銘じておくべきである】
の最後「べきである」という部分です。
今はもうどこに行ったか分からない高僧の本から引用したものですが、私は10年前は「~すべき」人間だったのです。
かなりの転変はしたものの、今でも「~すべき」という気持ちがどこかにあるのですね。
懇親会にみえた田原豊道先生に、帰り際、今日のプリントを差し上げました。
夕方お電話がありました。
「大したことではないけれど、べきというのは少し強すぎないかな!」と、あくまでもお優しくおっしゃる先生。
奇しくもS.Aさんのご質問と同じご指摘でした。
私は恥じ入りました。
「肝に銘じ、魂に銘じて忘れない」
とすべきでした。
あっ!
また~すべき!と。
悪癖はこのようになかなか直らないものですね。(笑)
『ヨーガ・スートラへのいざない』は、いよいよ木村健一郎さんにすべてを委ねる日も目前になりました。
只今、終了したところです。
文字校正は皆さんにお任せするとして、全体的に田原先生にご覧いただいたところ、ところどころ鋭いご質問やご指摘がありました。
これが、とても大事なことだったのです。
師匠やお仲間の熱い思いに支えられながら出来上がっていく一冊の本。
本当に心から感謝申し上げます。(荻山貴美子)