昨年の明治神宮で引いたおみくじは…
“器にはしたがひながらはがねもとほすは水の力なりけり”
この明治天皇御製に何度もお目にかかっていました。
さて、今年のおみくじは…???
萬代の国のしずめと大空に
あふぐは富士のたかねなりけり
やはり明治天皇の御製でした。
千代に八千代に益々発展する日本の国の鎮護(しずめ)として、いつも大空に仰ぐのは富士山のあの気高い姿。国民の自覚を強くし責任を重んじましょう。
とありがたい御歌。
でも私にはあまりにスケールが大きすぎて…
どう受け止めたら良いのでしょう。
しばし考えてみました。そして、例によって私のこじつけ解釈が始まりました。
昨年の暮れに私は伊勢神宮に詣でました。
本宮の参拝の前に荒祭宮に参拝しましたが…
荒祭宮のご祭神は、天照坐皇大御神の荒御魂であると…書きました。
その別名は瀬織津姫。
神様の御魂のおだやかなおすがたが和御魂(にぎみたま)であり、それに対して、荒御霊は、格別に顕著なご神威をあらわされる御魂のおはたらきとか…。
富士山を神体山とする富士山本宮浅間大社のご祭神は木花咲耶姫ですが、水の女神…とか。
木花咲耶姫と瀬織津姫は同一神ともいわれています。真偽のほどは分かりませんが、信じる信じないは私次第(笑)
瀬織津姫は「禊神」「掃神」と表現されます。
ここで私は、またもや反応。
伊勢神宮→富士山→瀬織津姫→水の女神→祓い清め→お掃除。
繋がりました。
明日は読売カルチャーの新年会です。(荻山貴美子)