横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

函館へ

2014年05月16日 10時52分57秒 | 

4回目の函館。

一回目はニセコに遊びに行っていたとき、ヒッチハイクの異国の若い女性を函館港まで送り、どこも寄らずユータンし、(この頃はまだガソリンが安かったからいいものの、500㌔の道のり、うちら夫婦、人が善過ぎじゃない?)

二回目はおと~さんと喧嘩しいしい車中泊し、(おと~さんとふたりで出掛けると大抵喧嘩)

三回目は息子と夜の函館を堪能し、(大満足!)

今回は、リサイクルショップをしていた時に出会い、それから2年、今年留学を終え中国に帰国するふたりの留学生との旅。・・・さてさて・・・

無計画での旅は個人的には好きなんだけど、相手がいると、ときに無駄な時間を費やすことがあるので今回は詳細なプランを作って出発!

昼食は函館の人気店「ラッキーピエロ」。

ちょうど昼時、駐車場は沢山の車で溢れ、車中で待つこと30分。

ここのハンバーグは確かに旨い!それも大きくて痛快まるかじりをしていると、あごが痛くなる。

自宅の恵庭から函館まで約300キロの道のり、高速を使い、途中休み休み、目的地の函館中心地に2時半過ぎ到着。まずはチェックインし観光出発。

真っ青な空、真夏日に近い暑さ。

元町から教会群コースは坂、坂、坂。

高台から見下ろした海に走る船を見て「船に乗りたい!」と言う留学生。

コース変更。坂を下り、赤レンガ倉庫のあるベイエリア地区へ。

 

ここでも沢山の人があふれている。

早速遊覧船に乗船。

太陽にキラキラ輝く海、爽やかな潮風を感じながらデッキで海を眺める留学生。

中国では海を一度も見たことないと言う。

下船してからは赤レンガ倉庫で買物に熱中。

それには付き合えない。

ベイエリアを離れ街並みを散策。

歴史ある函館、異国情緒溢れる建造物が立ち並び、まるでタイムスリップしたかの感覚になる。その内の一軒、「茶房 旧茶屋亭」に入ると、そこには大正ロマンただようサロンのような調度品が静かにたたずみ、その中で店主が点てるお抹茶を頂く、ゆったりとした時間が流れる茶房だった。

明治末期に建てられた旧海産商の建物で函館を代表する和洋折衷建築物のひとつとか。1階の意匠の調和は見事なもの。開店間もない時間帯で客は私ひとり、涙が落ちそうになるほど大正浪漫に魅了された。

函館山から光り輝く夜の函館を堪能。

ここも人で溢れ、異国語が飛び交う。こんな時、異国の人にすぐ話し掛ける私の側で、通訳をしてくれる留学生の存在はありがたい。

ロープウェーでの帰途はすごいラッシュで、改札口まで延々と続く人・人・人

おと~さんが寝るのを待って、函館の夜を堪能しようともくろんでいた私だが・・・

朝になっていた・・・・

夜の街を歩かなければ旅の終わりがないと思う私。

不完全に終わった函館の一日だった。

翌日、カレーが食べたいと言うので創業130年の歴史ある老舗レストラン「五島軒」へ。

カレーを注文した留学生、すぐに“とうがらしを下さい。”と店員にお願いする。

よく意味が飲み込めなかったのか別の店員が来て、“とうがらしですか?”

“そうです。”

持ってきた粉末の唐辛子をカレーにかける。

“中国ではカレーを作りません、美味しい!”と嬉しそうに食べている。

コーヒーには溢れるかと思うほどミルクを入れている。

国が変われば文化も変わる。

翌日は帰国の途へ。

中国で大学を卒業し、日本で2年間の留学。中国に帰ったら大学院に進みたいと言う。

初めての海外生活が日本。

“日本に残りたいですが母が帰国を待っていて許してくれません。でも・・早く母に会いたいです。絶対中国に来てください。待ってます。”

“偉くなってチケットを送ってくれたら行くから。”

“わかりました。その前にパスポートを取っといてください。”

そんな日が来るのだろうか。

頭の回転が抜群で物知りの彼女とのおしゃべりは最高だった。楽しかった。

すごい勉強量、教授になりたいと言う。

出会いがあり別れがある。

彼女たちの未来に幸あれ。

5回目の函館はゆっくりゆっくり街並みを散策し、夜の街も絶対散策すると心に誓った真知子であった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 



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