敷地内にひっそりと咲いていた。
大きな木々に囲まれて気がつかなかった。
「額紫陽花」
控えめで上品、でも気高く、凛とした落ち着きを感じる花だ。
娘が8歳位だったかな~
母の日に、小雨に濡れたこの額紫陽花を手渡された。
好きな花、嬉しかった。
小学生の娘には高かっただろうに。
庭に植え替え大きく育っていった。
その後2回の転居があった。
大きくなった紫陽花は持って行かれず、その都度枝を切り、一緒に連れて来た。
横浜を去るとき、紫陽花はまだ小さかった。
5年経ち、あの紫陽花はどうしているだろう。
ふと、昔を思い出してしまった。
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