紋白蝶がひらひらひらひら、花から花へ。
熊蜂がぶんぶんぶんぶん美味しい蜜を求め、飛び回る。
庭は生き物たちの生活場所。
土を掘る。
あらミミズさん。ごめんごめん。
急いで土を掛ける。
小鳥が何かついばんでいる。
用事が終わるまで待ってるよ。
あら、猫が立ち止まってこっちを見ている。
静かに静かに。
家に居ると、
ゆっくり時間が流れていく。
いいんだな~
でも、
仕事もしたくなるんだな~
紋白蝶がひらひらひらひら、花から花へ。
熊蜂がぶんぶんぶんぶん美味しい蜜を求め、飛び回る。
庭は生き物たちの生活場所。
土を掘る。
あらミミズさん。ごめんごめん。
急いで土を掛ける。
小鳥が何かついばんでいる。
用事が終わるまで待ってるよ。
あら、猫が立ち止まってこっちを見ている。
静かに静かに。
家に居ると、
ゆっくり時間が流れていく。
いいんだな~
でも、
仕事もしたくなるんだな~
7月14日、生バンドをバックに、ちょっぴりカッコつけて、いい気分で歌うはずだった。
黒のミニスカートに黒と白のジャケット。
息子の彼女に札幌でイヤリングを選んでもらい、
「うん、これでOK!バッチリ!」
歌詞も覚えた。
本番を待つばかり。
だった・・・・・
社長から電話が。
“仕事辞めたいんだって?”
バンドリーダーは職場の社長。
一週間前、職場の責任者に退職の意向を伝えていた。
相棒は同年輩のおばさん。
一緒に仕事をしている間、ず~~~とおしゃべりしている。
なんでここまで知っている?と思うほどの情報が次から次へと滑らかに口から飛び出す。
う~~~~
当初、
“役割を決めた方がいいと思うから、私は中を、貴方は外回りをやってね。”
彼女は足を引きずっている。
それもあって、承諾した。
フロアーを駆けずり周る私。
中で絶えずおしゃべりしながら、
時にあれやって、これやって。
自宅に戻ると、
ふ~~
彼女と一緒に仕事をするのが苦痛になった。
出勤拒否状態。
2~3日休ませてもらおう。
退職の意向を伝えてから一週間何も言って来なかった社長が、
“いつ辞めるの?”
“きりのいいところで。”
“じゃ今日で辞めるということで。歌はどうするの?”
“歌はやりたいです。”
“ふ~~また連絡するから、明日の練習は来なくていいから。”
仕事を辞めたら歌は辞めてもらう。
暗に、そんな思いが伝わってきた。
“辞めます。”
“了解です。なかったことに。宜しくです。”
終わった。
一生懸命練習していたから、
切なく寂しかった。
ひと時、
楽しい時間をもらった。
感謝しよう。
ちょっと落ち込んだけど、
元に戻った。
8月3日、昔住んでいた追分夏祭りのカラオケ大会に申し込んだ。
“追分の住人じゃないですがいいですか?”
“お久しぶりです。お元気ですか? どうぞ歌って下さい。”
担当の方は覚えていて下さった。
4000人ほどの小さな町。
地震の被害が大きかった追分だが、
道の駅がオープンし、連日賑わいを見せている。
短い北海道の夏。
追分もイベントが目白押しだ。
8月には音楽祭もある。
楽しも。
増えすぎ、ぎゅうぎゅう詰めの中で咲いていた庭の花。
外に挿したら、
風に吹かれ、
とっても気持ちがよさそう。
側で、
刈り取りを待つ小麦が見つめている。