退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#2105:ワーホリの光と影

2024-09-11 09:48:07 | アメリカ便り
おはようございます。
今朝も天気最高。
朝、ベッドの中でぐずぐずしていると息子からのメール。
❝今日マジックハウス(子供博物館)に行くけど行く❓❞
勿論行きますよ、孫のいるとこ山でも川でも!!
私、今日は延び延びになっていた婦人科のチャックアップがある日。
❝今日2時半にチェックアップがあるけど❞
❝じゃー、3時半ぐらいでもいいから終わったらおいで❞
優しい息子だね。
高校、大学と親も家も無視続けた子供とは思えないくらい親思いのいい子になってくれた。
1週間孫に会っていなかったから、気を使ってくれてんだろうね。

こちらの医者は見てもらうのが結構大変。
私の婦人科の先生は週に2日ぐらいしか患者を診ていないため(その他の時間は病院の理事的役目をしている)、一般の看護婦が更にトレイニングと教育を受けて❝ナースプラクティショナー❞と言う、看護婦よりは一段上の人達が医者に変わってみてくれるのが一般的になってきてます。
ナースプラクティショナーに見てもらうのは割合すぐやってもらえるんですが、医者に見てもらうには半年以上待たなくてはいけない時がある。
でもナースプラクティショナーが患者に何か異常があると思うと医者に率先して回してもらえます。
こちらでは麻酔専門の看護婦もいて、これまたトレーニングと教育を受けてなることができます。
私としては、やはり医者に診てほしいので半年以上待っているか、チェックアップが終わったら次の年のチェックアップの予約を入れるようにしてます。

さて昨日ネットサーフをしていたら、❝ワーホリでオーストラリアに来た日本人の若者が炊き出しで列を作っている。1日働いて3000円❞、との見出しを見ました。
よくよく見ていると円安の為、オーストラリアで働きドルで稼いだ方が金になると浅はかな考えで来た若者が多くいるそうです。
英語もできず、別に技術もない若者が❝ウエートレスやウエーターにでもなってクイックマネーを得て、更に英語も話せるようになる❞と言う淡い期待でやってくる。
まず英語が話せないと職にありつけないと言う理論がわかっていない。
おまけに物価は高いし医療費も高い。
英語圏からワーホリでやってきた若者と同じ職を争っても勝てるわけがない。
ようやくありついたパートの仕事も何かあればすぐ首切りに会う。
雇い主も若者たちの足元を見ているから、最低賃金(オーストラリアの場合、自給2300円程度だそうですが、、、)さえも払わないそうな。
結果として、夢を抱いてやってきた❝裸の日本の若者(つまり肉体的にも精神的にも無防衛で弱い)❞にとっては、日本では絶対やったことがないであろう、炊き出しの列に並ぶこととなる。
私は1977年に公務員と言う日本では安定した職業ナンバー1の仕事をやめて、と言うか最初から100万円ためるために1年だけ働いてアメリカに渡った。
問題は英語で中学から通信簿では3しかもらったことがない私だったので苦労しました。
まずはアメリカにやってきた飛行機の中で、ぶりっ子でビールを頼んだらミルクを持ってきた、と言うぐらい私の英語はひどかった。
一応仕事中に英語の勉強をしたり家でセサミストリートを見たりしていて、英検2級は受かったんですが。
はっきり言って実際アメリカに来てみて、現実の英語に直面したら英検2級なんて❝くそ❞にもならなかったですね。
日本で技術をもって英語も少しはできた若者が仕事を見つけ、月収9000ドルなんてのもありましたが、そんなのは本当に希。
日本でダメだから外国へ行ってみよう、なんていうのは本当にやめてほしい。
日本でダメな子は外国でもダメ、と言う鉄則があるんです。
あまい考えでワーホリなんて使って金儲け、または海外でかっこよく生きたいなんて言う考えはやめておきましょう。

先日、日本祭で撮った孫の写真


日本人の血がどこにも見当たらないんです。

トランプとカマラの討論会が間もなく始まります。
カマラはきっとぼろがたくさん出てくるでしょう。

ハブグレジュンタのマミー