退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1053:北朝鮮拉致被害者と西日本洪水被害者

2018-07-16 09:32:08 | アメリカ便り
西日本洪水での死者が200人を超え、行方不明者がまだ50人もいらっしゃるとのこと。
突然の災害でお亡くなりになった方々、そしてその家族の方々の無念を思うと何ともいえないです。
“生と死は隣りあわせ”といわれますが、こういった天災、事故、犯罪に巻き込まれて突然命を落とすということは誰にでもおきることと、つくづく感じます。
死というものが本当に近くに感じます。
明るいニュースといえば、酷暑の中連休中に4万人以上の方々が全国からボランティアーに駆けつけてくれたとのこと。
感謝しかできない私ですが、“ありがとうございます”と一言。
そして、被災者にはきれいな水を使わせ、自分たちは泥水で顔を洗っている自衛隊員のかたがた、頭が下がるだけです。
ご苦労様です。

突然、目の前から愛する人が消えてしまうという悲惨な事実は北朝鮮拉致被害者もこういった天災、事故、犯罪で亡くなった方々もおなじと思います。

もう10年以上にもなりますが、仕事仲間と話をしていたとき、北朝鮮拉致被害者の話になりました。
仲間の一人(アメリカ人)が“拉致被害者もコロンバインシューティングで殺された人たちも、いなくなったことには変わりはない、どうして拉致被害者ばかりがこう何十年も問題になっているんだ”と言いました。
非常にアメリカ的感覚で物事を考える人です、が私もそう言う考えもできるなと、拉致被害者のご家族には悪いですがある程度納得できました。
拉致被害者は拉致という人間の尊厳を無視した行動でいなくなったということが問題ですが、その拉致が国単位で行われてということが国際社会上でなおのこと問題となっていると思います。

でも尊厳を無視された死(拉致)ならば、天災、事故、犯罪もそうです。
突如目の前からいなくなることには変わりがないのです。

家族にとっては天災、事故、犯罪によって愛するものが拉致されたのです。

ハブグレジュンタのマミー