退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#444:オバマ氏に賛成です。

2015-02-09 23:04:10 | アメリカ便り
先日、ナショナルプレイヤー朝食会でオバマさんのスピーチの中の30秒間の内容が話題(問題)になっています。
簡単に言うと“クリスチャンも長い歴史の中、神の名のもとにひどいことをしてきたんじゃないか、中世期に行われたクルセイ(crusades)、アメリカの奴隷を見てごらん”。

この30秒スピーチが今、話題になっています。
無宗教の私から言わせれば、まるっきりの事実なんですが。
知らんふりをしたい過去の汚点を、自国の大統領に言われたのだから、白人としては頭にくるんでしょうね。
テレビの討論会を聞いていたら、“クルセイは次に続く偉業を起こすための必要行動”なんてわけのわからんことを言う評論家もいたし、“クルセイはモスレムが乗っ取った聖地を奪い返すためだった”とか言っているのもいました。
このわけのわからない、言い訳はアメリカ人に良く見られる、典型的な自己正当化(餓鬼の言い訳となんら変わらない)です。

オバマ氏が言いたかったことは、どんな宗教でも神の名のもとに、ひどいことをしてきたという事実。
そして、みんながイスラム国を憎むあまり、すべてのモスレムを阻害するようになってはいけないという事。
この2点を30秒スピーチで、言い表したかったのだとオバマ氏の側近は言ってましたが、私も同感です。
ま~、30秒でオバマ氏の気持ちをわかりやすく表すことはできなかっただろうし、それを理解できるだけの柔軟性を持った脳の白人クリスチャンも少ないでしょう。

今日は短く。

ハブグレジュンタのマミー