「元気ですウソで始まるお正月」
「元日の朝の挨拶顔上げて」
「お正月自由で少し不自由で」
初春
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あけましておめでとうございます
今年最初の太陽が
地平線から静かに昇ります
この地球(ほし)に生きる
すべてのものを
見守り 照らし 祝うために
その存在の崇高を
365分の1の
この日だけ
幾億の人々が
思い出す
(道行めぐ著「美しい日本語帳」より)
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新しい年の始まりです
新年を迎えることが出来た喜びを分かち合い
神に感謝したい・・・
そんな思いから
正月を迎える準備にも力が入り
やがて色々なしきたりが
生まれたのでしょう
旧暦では一月から春が始まります
外は まだまだ寒くて
春には程遠い気候ですが
新しい年を迎える心の華やぎは
初春という言葉にふさわしいですね
一月の異称といえば 睦月です
これは 睦び親しむ月という意味だそうです
一年の始まりを
家族仲良く 笑顔で過ごすことができれば
この一年も きっと
すばらしい年になることでしょう
(山下景子著「美人の日本語」より)