その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

東風(こち)

2008年01月30日 | Weblog

 

東風(こち)

 

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女子スタッフの顔が明るい

 

理由を聞いてみると

 

早起きして公園を

 

わたくしたちのように散歩したらしい

 

その時の話

 

突然

 

変な犬にほえられて

 

若い飼い主の顔を

 

にらみつけてやったと~

 

でも・・その彼が呼んだ犬の名前が

 

自分のアダナと

 

偶然一緒だった

 

そして

 

なんとなく 立ち話が始まった

 

そのとき

 

春風が吹いたかもしれないと思った

 

早起きは良い 

 

そして 早朝の散歩は

 

良いものだと・・・

 

~~~

 

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飛び梅伝説

~東風吹かば におひおこせよ 梅の花

主なしとて 春な忘れそ(春を忘れるな)~

旧暦一月二十五日

菅原道真が大宰府に左遷されました

その時 邸宅の庭の梅に

別れを惜しんで詠んだのがこの歌です

東風とは

東方から吹いてくるやや荒い風

春を告げる風とされ

年が明けて

始めて吹く東風を「初東風(はつごち)」といいます

日本海沿岸では

東風と書いて「あゆのかぜ」と読むそうです

松前船が 順風として利用したのだそうです

この梅は 道真の後を追って

一晩で 太宰府まで飛んできたといわれています

飛び梅と呼ばれ

今でも太宰府天満宮に

御神木として残っています

そして 毎年

ほかの梅に先駆け

美しい花を咲かせてくれるそうです

(山下景子著「美人の日本語」より)