お年玉
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朝からもっともハイテンションの
きみの瞳が輝いている
まずは・・
おばあちゃんへ
新年の挨拶
両手をついて正しく挨拶が
今年は出来ました
そして
部屋に戻って
今度は両親への挨拶
もう生き生きとして
あいさつ回り
挨拶は生きてゆく上で
とても重要な
コミニュケーション
お年玉のための挨拶に終わらないでね
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お金じゃなかったのだけど
お年玉は
もともと年の賜物という意味だそうです
神様にお供えしたお餅などを
お下がりとして分け与えたのが
始まりだといいます
やがて
目上の者から目下の者へ
お餅やお供え以外の品物も
渡されるようになり
いつのころからか
お金に変わってしまったようです
江戸時代には
よく扇が配られたということで
年玉扇という言葉も残っています
今日と祇園の芸鼓さんの挨拶にも
この風習が残されています
今では 神様とも お供えとも
無縁のものとなってしまいましたが
お年玉という言葉には
「この年で初めて授かった大切な贈り物」という
気持ちがこもっているはずです
その心は子どもたちにも
伝えてゆきたいものですね
(山下景子著「美人の日本語」より)