その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

押し競饅頭(おしくらまんじゅう)

2008年01月19日 | Weblog

 

押し競饅頭(おしくらまんじゅう)

 

***

 

みんな背中丸めて

 

寒そうにしていると

 

先生が

 

全員外に出て~~~

 

今から「おしくらまんじゅう」をする

 

冬の遊びの定番だった

 

子どものころ

 

今は誰もやらない

 

我が家で・・

 

「おしくらまんじゅう」しよう

 

まったくの反応なし

 

逆に「なに・・それっ」

 

こうこうこういうもの~だよ

 

やだっ・・さむい・・

 

やれば面白いから~

 

やだ・・痛そうっ・・

 

何とか説き伏せて庭に

 

しかし やがて

 

熱を帯びてきた・・

 

もう疲れたから終わりというと

 

なんと・・まだぁ~~あっ!

 

え?あれほど嫌がってたのは君きみたちだよ

 

知らないことへの

 

積極的な挑戦

 

今の子はすべて

 

現状維持を良しとする

 

まだまだしばらくは

 

体で教える

 

体力勝負になりそうだ

 

・・・

***

 

歌うように話す

寒い日の子どもの遊びの定番でした

みんな背中合わせて

押し合いへしあいいているうちに

体がぽかぽか温まってきたものです

~おしくらまんじゅう 押されて泣くな~~

昔の遊びは大勢で遊べて

歌がついているものが多かった

かごめかごめ 花いちもんめ だるまさんがころんだ・・・

遊びの中に歌があり

子どもたちは

日常会話にも節をつけて

何かと声を合わせて歌っていたような気がする

「○○するもの この指とまれ」

「カラスが鳴くから か~えろ」

声に出して日本語を読む効果が

話題になっていますが

歌うように日本語を話す効果も

大きいのではないでしょうか

(山下景子著「美人の日本語」より)