その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

雨月

2007年09月29日 | Weblog

雨月

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胸がざわざわする日の空は

グレイと紺のマーブル模様

だから

あなたに早く逢いたい

こころに

闇が広がる前に

・・・・・

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名月を隠す無情の雨

十五夜の夜

この日の月を楽しみにしていたのに

夕方から雲行きが怪しくなる

やがて雨が降り出し

せっかくの名月も

雨で見ることができないのを

「雨月」といいます

あるいは分厚い雲に邪魔されて

見られないのを「無月」ともいいます

こんな言葉を生み出すほど

昔の人の生活に

月は深くかかわっていました

平安時代の貴族社会では

男性が女性のもとへと訪れる

「通い婚」が一般的でした

夫や恋人の訪れを待つ女性は

待つ間幾度も外の月を見上げ

ため息をついたのではないでしょうか