破竹
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散歩道の途中に
ちょっとした竹やぶがあります
ニュースで「竹やぶから現金・・」とか
タケノコの初出荷とか
ニュースのあるたびに
竹やぶがにぎわいます
でもいまの竹やぶは
静かで風の音が時折するくらい
そんな朝の散歩に
きみといつも
石ころを1個だけ
竹やぶに放り込みます
子どものころによくやった遊び
竹やぶに石を投げて
石が竹に跳ね返り
コン コーン コンコン
いくつもの音を響かせる
音を聞いたら
また散歩が続きます・・
春に伸び始めた竹も
ひっくり返るくらい見上げないと
てっぺんが見えないほど成長した
きみも竹にまけないほど
真っ直ぐに大きくなぁれ~~
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さわやかな夢
破竹とは
竹を割ることです
竹は 一節 割れ目を入れると
そのまま勢いよく割れます
ふし以外は空洞になっているからですが
竹の割れるのは気持ちのよいものです。
そこから勢いが盛んなことを
「破竹の勢い」といいます
そして
その割れ目が真っ直ぐなことから
「竹を割ったような性格」と
いう言葉も生まれました
曲がったところがない
さっぱりとした性格のことです
雪の重みにも 激しい風にも
折れないしなやかな強さを持つ竹の
別な一面を見る思いです
竹を割って人々は
身近な生活道具や遊び道具を作ってきました
竹を始めて割ったときの爽快感が
さまざまな形を変えて
また新しい夢を導いてくれるようです