その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

秋麗(あきうらら)

2007年09月12日 | Weblog

秋麗(あきうらら)

***

真白な紙ヒコーキが

青い空を飛んでゆく

誰かが残した

夏の痛みを乗せて

やがてそれは

痛みを癒し

別の誰かの足元へ降り立つだろう

新たな夢への

希望とともに

・・・

***

 

青い空を見るとふと外に出かけたくなる

カッと照りつける夏の太陽

日めくりのカレンダーを破るたびに弱まってきました

日差しが優しくなり

吹く風も涼やかになって

そぞろ歩きも

気持ちのよい季節になりました

「秋麗」は

秋の穏やかに晴れ渡った

爽やかな日を表す言葉です

「♪春のうららの隅田川・・」という歌にもあるように

「麗らか」は

麗しく暖かい春の日差しをさしますが

その春のうららかさを

秋にも感じ取ったのが「秋麗」です

でも、なぜか秋という言葉つくと

少し印象がかわってきますね

日々暖かくなる陽気に

心躍るのが春なら

厳しい暑さから開放されて

一息つくのが秋

やがて空気は冷たくなり

木々も葉を落とし

寒さも募ってきます

冬になる前の爽やかな青空の下

気持ちのいい時間を思い切り楽しみましょう