のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2009年2月:歌舞伎座 夜の部

2009-02-14 22:29:43 | 書いたぞ: 感想書きました~
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公演日程 2009/2/1(日)~25(水)
会場:歌舞伎座
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◆観劇概要
観劇日:2009/02/10(火) 16:30~20:46
観劇位置:3階正面前方


◆演目・構成・タイムテーブル
1:蘭平物狂(95分)
   幕間   35分
2:勧進帳(75分)
   幕間   25分
3:三人吉三巴白浪(26分)

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1:倭仮名在原系図 蘭平物狂
◆配役


   奴蘭平実は伴義雄    三津五郎さん
       在原行平    翫 雀さん
      水無瀬御前    秀 調さん
       一子繁蔵    宜 生さん
  与茂作実は大江音人    橋之助さん
 女房おりく実は妻明石    福 助さん


◆のたりの眼
【役者さん】
・秀調さん
あ、女形やってる。
そうか、秀調さんも女形やるんだ。

・翫雀さん
なぜ、ここで翫雀さんなんだろう?
と、なんとなく唐突は配役な感じが。

うーん、今月、ここだけだし、他に藤十郎さんとか仁左さんとか
上方の役者さんがメインの演目もないからかな。
そういや、扇雀さんも昼の部に一役だけでてるな~。

うーん、こんな風に感じるってことは、やっぱり普段、
上方の役者さんは固まって出てることが多いってことなんだろうなぁ。

・宜生くん
うーん、かわいいし、お父さんの厳しい目も微笑ましいんだけど・・・
うーん、棒読み・・・<(-_-;)
もちょっと、がんばって欲しいかも。

・前半
すみません、大爆睡。
三津五郎さんがなんか踊ってるなぁ。と思いつつウトウトと。(^_^;)

・奴
冷奴の奴は奴さんの奴だったんだ!
奴さんの紋が四角いかららしい。
知らんことはあるもんです。

・親子
衣装に燦然と輝く「蘭」の字が、なんかまぶしいわ~。
と思ってたら、息子の繁蔵の衣装にも燦然と輝く「繁」の字が(^_^)

・奴さん
三津五郎さん、なんかドカドカ音たてて歩いてるな~、と気になったのですが、
そうか奴さんだからか。


・その他ご贔屓
・幕開きの奴さんの一人、あれは菊十郎さんかな。
・後半大立ち回りで左十次郎さん発見♪

【幕間】
前半から大立ち回りてんこ盛りの後半への幕間がとても、長い~ 
5分休憩いけるんじゃないかな、これ。<(-_-;)
なんに時間がかかってるんだろうなぁ。そんなに凝った舞台装置という
わけでもないような気がするんだけど。

安全確認とか、そういうのかなぁ。
やっぱり。井戸の屋根にしたって、大人が4人も乗るんだもんね。
かなり、しっかりしたものにしとかないとダメってことなんだろうなぁ。

【後半大立ち回り】
・蘭平の顔のケガ
最初っから顔にあんな傷負ってたんだ。
立ち回りの最中で付いたような気がしてたけど。
しかし、あんなに血がダクダク出てるケガなのに
四天の対応、余裕だよなぁ(^_^;)

・四天
あれ、衣装が2種類あるんだ。
最初は紺の線が強かったけど、後半は赤の線が主体の衣装に。
あの大はしごが出てくるところから赤になりました。
うーん、立ち回りして血の巡りがよくなってきたってことなのかな?
それともメンバーも違うのかな。

・花道大はしご
今回、いつものB席じゃなくてA席にしたのは、この花道の
大はしごをよくみたかったから。

でも、はしごで登って上にきてくれるからいいけど、
花道そのものは、3階A席でも見えないなぁ(/_;)
いつもの3階B席の方が、まだ花道の端っこが見えるかも。

あ、でも、はしごをよく観たいという理由だったら、
西の袖にするべきだったかな~(^_^;)
ま、いいか。

で、じっくりと観たんですけど、あの、はしごの先端でひっくりかえる人、
あれ、結構、勢いよくひっくり返るんですねぇ。びっくりしました。(V)o¥o(V)
命綱とか安全装置的な役目をしそうな仕掛けもなさそうだし。
すごいなぁ。

・ぶっかえりした蘭平
花道に行くまでは紅白の市松模様だったのに、
はしごに登ってきたら、ぶっかえってました。
浅黄の地に孔雀の羽の意匠。蘭平には孔雀三郎という異名?
もあるそうで、それにちなんだものらしい。

で、このぶっかえりした蘭平なんですが、なんというか、その、
こう、ドレスを着ているように見えるんですよね~(^_^;)
それも・・・なんとなくマタニティな・・・(^_^;)

・鍔が鳴る
チャリチャリと音がするんですよね、蘭平の刀。
あれも好きです。

・支えの棒
三津五郎さんが上り降りする際には、四天さんが持つ棒が
手すりがわりになっています。
なるほどね~ ああいう風につかまれるものがあると
全然安定感、違いますもんね。

舞台の絵的にも邪魔にならないし、簡単に持ち運びできるから、
殺陣の邪魔にもならないし。
うまいこと、考えたな~

・父は倅を呼ぶ

倅は何をいたしておる
父(てて)はここにおるぞよ
繁蔵やぁい 倅やぁい

手負いの蘭平が繰り返すセリフです。
倅も味方してくれるはずだって、期待してるんですよねぇ。
それだけに、最後で息子が縄をかける役ででてくるところは、
胸がいたみます。かわいそうだよ、お父さんがっ(/_
コメント (8)
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