のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

伝統芸能週間??

2009-02-27 00:16:32 | その他
私の家では、日経新聞と朝日新聞をとっているのですが、
今週は日経新聞の夕刊の最終面に掲載の、
1人の人が思い入れのあるモノを 1日1つ取り上げて語る、
一週間連載の「こころの玉手箱」を仁左さんが、

紙面中ほどでは、記者との対話形式で書かれる、
これまた一週間連載のミニ自伝コラム(でいいのかな?)
「人間発見」に、常磐津の一巴太夫さんが、

さらに朝日新聞夕刊では、これまた対話形式で
書かれる一週間連載のミニ自伝コラム(でいいのかな?)
「人生の贈り物」に、文楽の竹本住太夫さんが

それぞれ登場しています。
3人もの伝統芸能関係者の連載が重なるなんて、
ちょっとめづらしいですね~

どの連載も、役者さんの名前や劇場の名前が
色々でてくるのでなかなか面白いです。

ちなみに仁左さんの連載でとりあげられたモノは、
月曜が代々仁左衛門に受け継がれているという鏡台、
火曜は大工道具(仁左さんの意外な趣味?が!)、
水曜は今はなき中座、そして今日は、
お父さんの十三代目さんから、病気からの復帰祝いに
譲渡目録をもらったという細棹の三味線。

この目録をもらった2ヵ月後、十三代目さんは
亡くなったそうです。
去年みた十三代目さんの映画を思いだしました。
いいお顔でお三味線を弾かれてました。

当代の仁左さんも、役者ではなくそちらの道に進もうか
と思ったほど、三味線がお好きなんだそうです。
94年には中座の勉強会公演の折、余興で
仁左さんの三味線、三津五郎さん(当時は八十助さん)の大鼓、
勘三郎さん(当時は勘九郎さん)の小鼓で「越後獅子」を
ご披露されたとか。
今考えると、ものすごいプレミアもんの舞台ですねぇ(^_^;)


そういえば、この十三代目さんの映画ですが、来月の下旬に、
京都の春秋座で上映があるそうです。
京都近辺に在住で、まだ、ご覧になっていない方は、ぜひ!

映画「歌舞伎役者十三代目片岡仁左衛門」
~稀代の上方役者が遺したメッセージ~
http://www.k-pac.org/theatre/koen/2008/sy090327/top.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする