のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

3月12日(水)のつぶやき

2014-03-13 03:03:28 | その他

今日は歌舞伎座夜の部。勧進帳から。吉右衛門さん弁慶に、菊五郎さん冨樫。菊五郎さんの声が艶やかに響きますねぇ♪


吉右衛門さんの弁慶はとても力強く。昼の部の身替座禅で心配になったおひざの方は大丈夫だろうかと思いましたが、今夜の弁慶に関してはほとんどそんな気配も感じさせない足拍子の迫力です。


そして今回は四天王が渋い。最近若手さんの四天王が多かったけど、今回は歌六さんに又五郎さんに扇雀さんで、東蔵さんの常陸坊です。扇雀さんの声が相変わらずちょっと飛んでましたが、播磨屋ご兄弟の声の良さ、東蔵さんさんの貫禄。個人的には脇が盤石で嬉しい~♪


そしてもひとつ注目は後見さん。吉之助さんがやっぱりいい仕事してます!
そして、今回はもう一人若い後見さんがと思ったら種之助さんでした。すごく勉強になるんだろうな、あれ。
でも、座る時はちゃんと袴をももの下に入れ込んだ方がキチッととしてきれいかも(^_^;)


あとも一つびっくりは、藤十郎さんの義経の後見に翫雀さん!ここでも親子で共演されてました(^_^;)
なんか四天王やってもおかしくない人が後見さんやってるなんて、なんか豪華な感じがしちゃう


さて、最後は日本振袖始。玉さんが最初の方は妖しいお姉さんなんだけど、後半は声でかろうじて玉さんだとわかるほどの隈っぷり(^_^;)
「若さ溢れる」を絵に描いたような勘九郎さんとの立ちまわりは随所に玉さんのこだわりが感じられました。

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こだわりといえば、玉さんがメインの演目は、ちょっとのお役の人でも、気を抜かずに、きっちりお芝居してるので、いいなぁといつも思います。今回でいえば稲田姫を運んで来た沢山の人。台詞がなくて並んでるだけの役者さんも、みんなちゃんと、申し訳なさそうな表情で、稲田姫と目を合わせられない。


おもだかやの皆さんと、玉さんのお芝居に出る方は、そこが隅々まで徹底してるので、見ていて気持ちをそらされないのが、見る側としては見ごたえを感じます。

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さて。お話戻って、稲田姫の米吉さんがとてもきれいで、良い雰囲気。独特の雰囲気がある気がしますね~米吉さんは。梅枝さんといい、米吉さんといい、この世代は女形も先が楽しみな方が多くてなんか頼もしい~♪


舞台写真があったら買いたいなーと、おもったんですが、まだ出てませんでした。残念。来月、忘れずに上のお店に買いにいかなきゃ!


コメント
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