のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2007年12月:歌舞伎座 昼

2007-12-17 01:40:54 | 観たぞ: 観てきて一言
下の記事に書きましたが、15(土)に観てきました♪

ので、簡単に感想を。

1:鎌倉三代記
見たことがある・・・様な気がするけど・・・という演目。
あ、そうか、三姫のひとつだ。
話の流れ・人物関係がなかなか理解できず、爆睡に拍車が・・・(ということにしておきます(^_^;)

・福助さんの声
10(月)の夜の部では気がつきませんでしたが、福助さん、お風邪でしょうか。
かなりガビガビのお声でした(^_^;)

・なんだかな~<(ーー;)
しかし、時姫へのむごい要求といい、おくるさんの自害に対するリアクション
(というか無反応さ)といい、このお話に出てくる男性陣は、
「オンナゴコロ」ってやつを、ナンだと思っていやがるんでしょうねぇ。

・混乱
幕が下りてから「あれ?「おっかさんが槍で突かれて」って展開があるんじゃ
なかったっけ??」とか思ったんですが、私、どうも「絵本太功記」の
「尼ケ崎閑居の場」と記憶が混乱してたみたいです(^_^;)。

そんなわけで、家に帰ってから文楽の「鎌倉三代記」の解説を読みました。
一緒に観にいった家人が「人物関係がわかりにくい~」といってましたが、
ほんと、どうせなら、この前にあたる「入墨の段」の部分も、一緒に
上演してくれると、もう少しわかりやすい演目になりそうですねぇ。
でも長くなっちゃうかな~。となると通し上演でもないと難しいのかな~。


2:信濃路紅葉鬼揃
・揚幕・・・
松羽目だと下手に設置される五色のお幕が、今回は
花道揚幕のところに設置されているとか。
3階から見えない~(/_;)

・衣装メモ
【上着】
 玉さん:大きい紅葉の散らし
 門之助さん・吉弥さん:一面紅葉の細かい散らし(色違い)
 笑也さん:紅葉の散らしに流水紋付
 春猿さん・笑三郎さん:一番紅葉の散らし方がすくない

【中の着物】
 玉さん:金の三角ウロコ
 玉さん以外:銀の三角ウロコ

【袴】
 玉さん:金の刺繍入緋袴
 玉さん以外: 無地の緋袴

【鉢巻】
 玉さん:金地に秋草?の刺繍。後ろの結び目のところのみ朱色で
  なんかリボンのようでした
 玉さん以外:朱色地に秋草?の刺繍

【扇】
 玉さん:デラックス
 門之助さん・吉弥さん:豪華
 澤瀉屋のお3方:うーん、シンプル・・・

・フォーメーション
なんかスーパー歌舞伎を思い出しました。(^_^;)
しかし、これ、みんながものすごく考えてタイミングよく動かないと、
ただのバラバラに見えてしまうんじゃないかと思います。

直感ですが、笑三郎さんが一番、移動が多いような・・・(^_^;)

・維茂さん御一行
海老蔵さんの維茂に右近さん・猿弥さん・弘太郎さんの従者。
でも従者はあっという間に退場・・・(/_;)
あれ?猿弥さんと弘太郎君、セリフは??

維茂のお衣装の色は渋いですね~。
そういや、袴の色が白ってのは、衣装としてはめずらしい?

・山神
「サンジン」と読むんですね。
・・・この読み方、毎回「へぇ~」と思っているような気がします・・・(^_^;)

そこまでがそこまでだったので、出のところでの
ドラ?の音が勇まく、リズミカルな踊りがなんとも小気味いいです。
勘太郎さんは、やはりキビキビした踊りがうまいなぁ。
見てて気持ちいいですねぇ♪
「雨乞い狐」の時の気持ちよさを思い出しました。

あ、そういや、勘太郎さん、来年2月の博多座は、お怪我をして以来なのかな。
リベンジ?、がんばれ~っ

・鬼女アフター
玉さん以外は、門之助さんのみかろうじてわかったものの、
後の皆さんは判別できませんでした・・・(^_^;)

・鬼姿メモ
【髪の色】
 玉さん:黒。あ、白髪がある(^_^;)
 玉さん以外:赤
全員、後ろのやや下のほうで、白い幅広の布で一箇所束ねた状態に
なっています。これ、なんかかわいいですね。

【角】
 玉さん:前傾してる伏せ耳型のような生え方。
 玉さん以外:柴犬のように真っ直ぐ。

【衣装】
 玉さん:モザイクのような色んな布をつなぎ合わせたようなデザイン。
  袴は無地緋色だが、長袴。上下ともすっかりお召し替えされてきたようです。
 玉さん以外:中に来ていた金色の三角ウロコ。袴は先ほどと同じ緋色の無地

・毛振り!
おぉぉぉ、回転もそろって見事~。
こんなたくさん、それも真っ赤で派手な髪での毛振りは圧巻です。

・鬼女VS維茂
あ、刺した。刀でブッすりと、それも1度ではなく何度も、
刺しちゃってます。
こういう舞踊劇っぽいのだと、あんまりはっきり決着
つかないで終わることが多いような気がしてたので、
なかめずらしかったです。

◆花道度:高
出に花道をよく使います(そういや、入りはなかったかな?)
あと、玉さんVS維茂が七三で色々暴れてくれるようです。
お客様サービスのようですが、家人に言わせると、
「あんな怖い顔の玉さんを間近で見ても 怖いだけで・・・」
確かに、小さいお子さんは 泣き出しかねないかも(^_^;)

3:水天宮利生深川
心身ともに疲労モードの溢れる現状では、
舞台の勘三郎さんの狂っていく様に、気分がシンクロしそうで
心配だったので(^_^;)パスしちゃいました。
コメント (5)
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12月歌舞伎座昼の部 感想の前に

2007-12-17 00:35:04 | その他
15(土)に昼の部を観てきました~♪

といっても、最後の「水天宮~」はパスしてしまったし、
最初の「鎌倉三代記」は8割の爆睡率を誇ってしまったし、
うーん、これは「鬼揃~」の幕見状態(^_^;)?

と思ったんで、一幕見の今月の料金をつい見てしまったんですが・・・


鎌倉三代記(約80分)¥700
信濃路紅葉鬼揃(約60分)¥900
水天宮利生深川(約90分)¥900

・・・あり?60分の「鬼揃」と90分の「水天宮」が同じ値段??

幕見の料金って、全部足すと3階B席と同じくらいのお値段になる
というのは気がついていたんですが、各幕のお値段設定は、
大体上演時間に比例するようになっているのかと思ってました。
そういうわけでもないんですね~。

あと、舞台写真も出てました♪
今月名題昇進披露になった瀧之さん改め門松さんの写真があるはず~♪
と思ったらやっぱりありましたー♪
あ、でも今月、門松さん、「ふるあめりか~」しか出演されてないみたいですね。
うーん、ご挨拶はなしか~残念。
でも、1階ロビーに張り出してあったご挨拶はばっちりチェックしてきましたー♪
上手の方にありまーす。

あ、おもだかの皆さんのお写真は柱の裏側にまとまってありますよ~。
あと、玉さんの「ふるあめりか~」のお写真に絵になる後姿のお写真が
多かったです。

余談ですが。
今「名題昇進(しょうしん)披露(ひろう)」を変換させようとしたら、
「名題傷心疲労」となりました・・・<(ーー;)
コメント
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