のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2007年3月:歌舞伎座_夜 義経千本桜 後半【補足】

2007-03-25 02:21:37 | 書いたぞ: 感想書きました~
2007年3月:歌舞伎座_夜 義経千本桜 後半 の補足です。

3/24の昼の部観劇にて入手の筋書きより

夜の部について
・孝太郎さんが インタビューで 「あの日はお里にとってつらい1日」というような
ことを言ってましたが、確かにそうですね。
今まで、お里ちゃんが可哀相とは思っても、1日 という尺度でお里ちゃんの身の上を
考えたことはなかったので、なんかすごく新鮮な視点に思えました。

・左團次さん、じつは親父さん、初役でした!!
息子さんの方が先にやっちゃったんですね(^_^;)

・梶原の拵えには 我當さんのこだわりがあったようです。白塗りとか、鎧をつけないとか。
うーん、気がつかなかったな~(すみません、我當さん(^_^;)

・梅玉さんが「『義経なら梅玉』といわれるように」とおっしゃってましたが、
今現在、それは達成できてると思います。義経のような貴公子やらせて 梅玉さんに勝る
品格を出せる役者さんは そういないと思ってます、私。

・化かされ法師、松之助さんでなく松五郎さんが正解でした♪

舞台写真
筋書きの舞台写真になかなかいいシーンのお写真がたくさんあります。
おっかさんに甘える権太とか、うれしはずかしのお里ちゃんとか。

一方、販売してる舞台写真には、あまり これと思う写真が、個人的にはなかったです。
あ、團蔵さんのお写真はGETしました♪(今月は1枚だけでした・・・_| ̄|○ )

役者紹介
今回、初めて気がつきましたが、松嶋屋さんちはみんな眼鏡かけてらっしゃるんですね(^_^;)

ん?菊史郎さんのお写真があるぞ。あれ?? どこにご出演???
と思って筋書き探したんですが、配役には名前ないんですよね~。
うーん??
コメント (2)
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2007年3月:歌舞伎座_昼 義経千本桜 前半

2007-03-25 02:13:26 | 書いたぞ: 感想書きました~
◆観劇日
2007/3/24(土)

◆観劇位置
3階B席正面

序幕 鳥居前

◆配役
佐藤忠信実は源九郎狐菊五郎さん
静御前福助さん
亀井六郎松江さん
伊勢三郎亀三郎さん
駿河次郎亀寿さん
片岡八郎男女蔵さん
笹目忠太亀蔵さん
武蔵坊弁慶左團次さん
源義経梅玉さん


◆のたりの眼
・亀蔵さんの忠太
が良かった♪ 声の通りがいいのはいつものことだけど、
今回は、出てきたところで見せる「むむ?」といった表情が、なんかいい顔だなぁと
目につきました。

・左團次さんの弁慶
そーいや、以前、やっぱり通しで千本桜やったとき(H15年2月でした)、
同じ配役で左團次さんが休演になったんで、團蔵さんが弁慶やったんだよな~♪
と ふと思い出しました。
で、左團次さんの千本桜での弁慶は、多分、初めて見た。
なんか 眉のせいか、泣きそうな感じに見える弁慶だった。実際泣いちゃうから、
わざとそういう眉になっていたのかもしれないけど、なんか赤隈のイメージとの釣り合いが
とれてなくて、なんか違和感も。

・福助さん静御前
忠信は暴れている間、後ろ向いて控えている、その後ろ姿と、襟が大きく抜けてるのがきれいでした♪


◆花道度:高
みんな花道から出てきますし、最後は忠信の幕外の引っ込みがあります。

二幕目 渡海屋・大物浦

◆配役
渡海屋銀平実は新中納言知盛幸四郎さん
源義経梅玉さん
相模五郎歌六さん
亀井六郎松江さん
伊勢三郎亀三郎さん
駿河次郎亀寿さん
片岡八郎男女蔵さん
入江丹蔵高麗蔵さん
武蔵坊弁慶左團次さん
女房お柳実は典侍の局藤十郎さん


◆のたりの眼
すばらしく爆睡(^_^;)
ほんとにポイントポイントしか見てません(^_^;)
音はなんとなく聞こえてたんですけどね~

【役者さん】
・藤十郎さんお柳
そーか、今月、藤十郎さん歌舞伎座に出てたんだ(^_^;)
今日、筋書き見るまで全然、アタマになかった(^_^;)
夜の部にもでてないしな~。

で、観たのはあそこ「いかに八大竜王~」のところ。
ここだけは絶対観ねばと思ってたんで(^_^;)
でも、たしか以前、芝翫さんがこの典侍の局をやったとき、
安徳天皇役の子をちゃんと抱えてたんで「すごいぞ」と思った、
ような覚えがあるのですが(ちがったかも^_^;)、
今回の藤十郎さんは黒子さんがでてきて代わりに抱えてました。

・左團次さん弁慶
最初のところで、安徳天皇を踏み越えて足が痛くなってましたが
いつもそうでしたっけ?

なんか この間、国立劇場のライブラリーでみた 團蔵さんの弁慶は
踏み越えようと足をあげたところで痛くなって、というのを
何回か繰り返して 不信感を抱いていたような覚えがあるんですが・・・
これも覚え違いかな~

最後の幕外でのほら貝は 弁慶の男気みたいのを感じさせるものがあって
結構、好きです♪

・歌六さんの相模と高麗蔵さんの入江
前半は 魚尽くしで楽しませ、後半はシリアスな伝令役。
魚の連ねが 言い方かな、元々の口跡のはっきりとわかって、楽しめました。
後半の伝令は、高麗蔵さんが最後に捕り手の人にぶんまわされて退場していったのが
印象に残りました(^_^;)

・幸四郎さん銀平
渡海屋の最初の登場シーンで羽織ってるのが、あんな柄だったっけ??と
いう気がしたんですが・・・どうも記憶があるようでないようなことが多いなぁ
この幕は。1月に浅草のを見たばっかりなんだけど(^_^;)

最後のバックジャンプは、後ろで待機してる水子さんたちが結構見えちゃってました(^_^;)
で、安全ネットの上に羽根布団を重ねたようなので、がっつり幸四郎さんを
キャッチしてたみたいです。
今まで、この場面であんなに裏方さんたちが見えたことはなかったと思うんですが。

【その他】
・ところで、結局、ここで保護された安徳帝って、どこに行っちゃったんでしょう??

・今回、亡霊姿の水夫の額の三角巾にカタカナの「シ」みたいなマークが
ついてるのを発見したんですが、あれ、なんか意味があるんだろうか?

◆花道度:中
結構あるんですが、花道で立ち止まってなんかするのは
最後の引っ込みのとこくらいかな?

銀平の出
相模・入江の出とひっこみ
幽霊姿の水夫の出とひっこみ

ご注進の相模の出とひっこみ
同じく入江の出

血だらけ知盛の出

義経一行+安徳帝のひっこみ
弁慶幕外のひっこみ

なんせ 爆睡してたんで、他にもあったかもしれません(^_^;)

三幕目 道行初音旅 竹本連中 清元連中

◆配役
佐藤忠信実は源九郎狐菊五郎さん
逸見藤太仁左衛門さん
静御前芝翫さん


◆のたりの目
出てくる人、ことごとく、花道滞在時間が長い!!
芝翫さんなんか、花道出てきたあと ひと寝入りしちゃって(^_^;)
ハっと気がついたら、まだ花道。
ということを2回ほどくりかえしましたもん(^_^;)

芝翫さん 静御前
鼓を打ちながら 忠信どこだろ、どこだろ と歩合を右往左往する姿が
とても かわいらしく見えました。
鼓の打ち方も 膝を使って、「ヨイショ」「ヨイショ」という感じが
あるのがまたかわいらしかったです♪

持ってきた笠はスケスケ素材だったようです。なんでかな?

菊五郎さん 忠信
藤太が四天たちと格闘してるのを 腕組んで後ろで見てる立ち姿が
とってもかっこよかったです♪舞台写真あったら買いたかったんですが
残念ながらなかった~(T_T)

仁左さん 藤太
うーん、声のいい藤太だ(^_^;)
本舞台まで来た藤太と 上手から出てきた忠信が対峙する瞬間は、
「うわ~ ほんとに大舞台だなぁ~」と
とても豪華というか、贅沢な感じがしました。

藤太のセリフは今月出演の幹部クラスの名前を読み込んだもの。
(ご自身と我當さん・秀太郎さんは 「松嶋屋」でまとめちゃってましたけど)
これ、今回、作ったんでしょうねぇ。ちゃんとうまく読み込んであって
すごい・上手いと思いました。

最後に七三から忠信が投げた笠を 本舞台中央で藤太がナイスキャッチ!
編み笠はスピードがでるようで、でてないような、不思議な飛び方をしてるように思いました。

後見 
 芝翫さん→芝のぶちゃん
 菊五郎さん→菊市郎さん
 仁左さん→松之助さん

と個人的にはかなりポイント高いみなさんが揃ってました♪
これもうれしいところ♪
なお、裃はつけてません。
下手の清元の山台の影では 後見さん連携プレー(ものの受け渡しとか)
も行われていたようです。

◆花道度:高
みなさん、ほんっと長いんです。花道滞在時間が(^_^;)
コメント (2)
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