心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

危険予知訓練(KY)

2015-03-30 | 安全、安心、
KY(危険予知)のような訓練がねらっているのは、どんなことでしょうか。
 一番のねらいは、安全についてもっているたくさんの知識を活性化することです。
 KYに使う場面は、限定されます。それとぴったりの現場に出会うことは稀です。
しかし、限定された場面でも、そこで起こるかもしれない危険をあれこれ考えることで、
安全についてもっている広範な既有の知識が使われます。眠っていた(不活性化した)知気持ちが呼びさまされます。これが、KYで使った場面以外でも危険を避けたり、防止さいたりするのに役立ちます。
 もう一つのねらいは、危険についての感受性を高めることです。
 実際に危険に直面することは、日常的にそれほどありません。あったら大変です。
KYによって、危険を仮想的に体験しておくことは、危険に対する感受性を鋭くすることになります。



ポジー普通ーネガ

2015-03-30 | ポジティブ心理学
 心の三分法はよく知られています。知情意ですね。
 ●知は、頭の働き 認知
 ●情は、気持ち 感情
 ●意は、意欲  意志
 となります。
 これに、もう一つ、周りと自分、これを心の社会性と呼んでおきます
 ●社会性 周りとの関係 対人関係
この3分法と社会性を使って、ネガティブ、ポジティブを、次のような図式で、考えてみます。中に入っているのは、キーワードの例です。
 

    ネガティブ      ポジティブ      
知   頭が働かない     頭が活発に働く
   
情   不幸 悲観 悲しい  幸せ 楽しい 明るい

意   意欲低下       やる気まんまん     

社会性 嫌い         好き


 ポジティブのネガティブの間には、膨大な「普通の状態」があります。普通の生活では、この「普通の状態」であることのほうが時間的にも場面的にも多くなります。
 しかし、人間の心は生き物です。
 「普通の状態」が多いのは良いことですが、そのままずっとは不自然です。一日のうち、どこかで何時間かは、ポジーネガを体験することで、心を活き活きさせることが必要ですし、そのようにしていることが実は多いはずです。
 それは、いつもいつもポジである必要はありません。ネガでも良いのです。ネガがあってのポジですから。
 「普通」でありたいと願いながら、ポジ、ネガを味わう、もっと言うなら堪能するくらいの感じですね。

チームの集中力管理

2015-03-30 | 安全、安心、
集中力は、すぐれて個人的な営みです。それだけに、つい個人の集中力だけを考えればよいと思いがちですが、4つの目、6つ目、―――による集中力の協働ということも、とりわけチームで作業するときでは大切になります。