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因果論と心理学

2006-12-07 | 認知心理学
03/8/8海保 1件
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03年日本心理学会 ワークショップ
●9月13日(土)15時50分より17時50分まで
 東大/本郷  教育学部 156
●WSテーマ 
「因果論と因果の心理学の迷宮」
●企画 海保博之(筑波大学) 繁桝算男(東京大学)
●趣旨
繁桝氏との酒席での議論に発して、一ノ瀬正樹著「原因と結果の迷宮」(勁草書房)に触発されて日頃から気になっていた因果の迷宮に、一時迷い込んでみたいと思いWSを企画してみた。しかし、迷宮からの脱出は期待されても困る。迷宮の中をしばしさまよう楽しみもあるかと思う。
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 いまさら因果の「迷宮」に入り込むのもどうかとも思うが、今だからこそ、ということもあるようにも思う。その理由は3つ。
 一つは、「因果推論の拡大」に伴う迷宮入りの問題である。 パス解析、共分散構造分析のようなデータ解析技法にみられるように、かつては、実験研究の基盤推論であった因果推論が、相関研究にまで拡がってきた。「操作性」「時間順序性」という点で、リアルな世界でこそその存在意義があった因果推論が、「操作性」「時間順序性」とは無縁なバーチャルなモデル世界でも問題となってきた。2つの世界での因果推論に求められるものは同じなのか、違うのか。違うなら、どこがどう違うのかが気になる。
 2つは、「人の因果認識の心理」に関する迷宮入りの問題である。
 ここには、因果認識の発生と発達の問題(たとえば、ピアジェ)、因果認識の特性(たとえば、ミショットの推進効果・起動効果、帰属理論、結果論的推論)など因果の心理をめぐる研究の現状や問題がどうなっているかである。
 そして第3は、「因果論的推論対目的論的/機能的推論の対立」の迷宮である。
 たとえば、動機は、原因なのか、目的なのか。心は行為の原因たりうるのかなどなど。これについては、今回は取り上げないが、人間研究の対立軸としては看過しえない迷宮であり、迷宮入りのままというわけにはいかない。
 
●企画 海保博之 繁桝算男
●司会 海保博之
●話題提供者
海保博之(筑波大学) 問題の所在と迷宮の入口
繁桝算男(東大) 因果のモデル化
唐沢かおり(名大) 因果の心理学--因果認識の発生・発達                 と帰属理論
一ノ瀬正樹(東大*非会員) 原因と結果の迷宮(勁草書房)
●指定討論者 邊芳芳之 (帯廣畜産大學)
       薮内稔(東大社会心理)教授

連絡先 
海保博之

305-8571 つくば市天王台 筑波大学「心理学系」


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