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意味符号化(semantic coding>を学生が解説すると

2019-06-29 | 心理学辞典

意味符号化(semantic coding>
人間の記憶の過程は、符号化(記銘)、貯蔵(保持)、検索(想起)の3段階に分けることができます。「符号化」とは外部の刺激が持つ情報を記憶として取り込むこと、「貯蔵」とは符号化したものを保って保存しておくこと、「検索」とは保存されていた記憶をある期間後に外に表すことを言います。
意味符号化とは、単語や言語的表現を記憶する時に、その音やそれを発声するのに必要な身体的運動ではなく、その情報を意味に変換し、記憶として取り込むことです。例えば「シンリガク」という音声を認知したとき、「心理学」という、意味のある言葉に置き換えて覚えるということです。(SI)

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私たちの記憶は、記憶を入れ込む「符号化」、記憶を保存する「貯蔵」、記憶を取り出す「検索」の3つの段階に分解できます。情報を符号化するためには、まずその情報に注意を向けなければいけないのですが、言語材料については項目の意味に基づいて符号化をします。これを意味符号化と言います。意味符号化は単語の場合でも起こるのですが、文章の場合が最も顕著に起こります。意味符号化は日常生活での記憶で広く行われていて、例えば複雑な討論の状況を説明するときに細かい内容については記憶違いをするものの、話の中身については正確に述べることができるのです。(IT)
  

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