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感覚遮断

2008-09-09 | 心理学辞典
感覚遮断(sensory deprivation)〔1991年版 心理学〕
24時間社会が現出しつつある。休みなく情報が生産され、流通し、消費される賑やかな社会となってきた。人間は、絶え間なく情報にさらされ、それに振り回される日常が続く。そこから逃れたいとの思いも強い。
感覚遮断実験とは、目隠し、耳栓、手袋などによって可能な限り、感覚器官に入る刺激(情報)を遮断したときに何が起こるかを調べる実験である。時間に応じて十分な報酬を与えることを約束して、この実験に協力してもらうのだが、多くの被験者は、心のバランスを崩して、2日間くらいで実験室からの退出を求めてくる。
この実験の被験者の体験のなかで興味深いのは、幻覚の報告である。存在しない音が聞こえたり(幻聴)、見えるはずのないものが見えたり(幻視)が発生する。周囲からの刺激の遮断を、自らの頭の中で刺激を発生することによって補っているかのようである。
人間は、刺激の過多にも、刺激の過少にも、適応できない存在である。普通に心が働くのは、適度の刺激にさらされている状態のときである。

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2 コメント

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Unknown (桜香)
2008-09-09 09:11:06
アップありがとうございます
ちなみに
これは
消しゴムです
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Unknown (hkaiho)
2008-09-09 10:53:52
へっ!!
消しゴムですか!!
よくできています
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