大学問題「高大ギャップ」
高校生から大学生へ。そのギャップは、過去の幼小へ、小中へ、中高への進学時のギャップとは比べ物にならないくらい大きい。
最大のギャップは、自己コントロールギャップであろう。
高校までは、時間一つにしても、外部規律が明確で、それを守る/守れるのが是であった。
勉強でさえも、そこで守るべき規律、たとえば、予習、復習をし教室で授業を受けることが当たり前であった。
それが大学生になると、そうした10年間をまったく否定するような、いや、否定しても、いや否定することが是とされるかのような世界になる。とまどいのほどは押してしるべしである。
このとまどいの解消の仕方が学生生活をネガティブにもポジティブにもする。
ネガティブは方向は、いうまでもなく、外部規律の緩みを幸いに自己規律も緩めてしまうケースである。いわゆる自堕落な学生生活を送ってしまうケースである。
ポジティブな方向は、いうまでもなく、外部規律の緩みを自己規律で補えるようなケースである。大学側は、学生がこちらのケースを選択できるものとの前提で、さまざまな活動がされている。そこのギャップが大きなりすぎているのが、今の大学の現状である。
もうすこし、大学側の規律レベルを上げでそれをみえるようにする必要があるかもしれない。