心の風景 認知的体験

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失敗力アップ

2007-03-03 | 安全、安心、

 もし、仕事上で失敗をしてしまった場合、その原因――、つまり“なぜ?”を探ることがとても重要であることは、前回紹介した。具体的には「自分自身」と「外的な要因」から探っていくわけだが、その“なぜ?”が明確化されたら、次は何をすべきか。海保教授は、こうアドバイスを送る。
「その失敗を“糧”にして、まずは、次につなげていくという姿勢を持ってください。失敗から、何かを学んでやろうという気持ちですね。実は、この気持ちが抜け落ちている人は多いんです。それでは、せっかくの失敗分析も意味をもたなくなってしまう」
 では、具体的には、どのように次につなげていくべきなのか。
「例えば、『自分の能力の限界把握がきちんと把握できていなかったこと』が失敗の原因だとします。この場合、能力そのものはそれほどすぐにはアップしませんから、
そうした仕事は引き受けるべきではありません。できないことはあらかじめできない、と宣言するべきです。
 ただし、、その差が“少し”ならば、失敗を教訓に、再チャレンジもありだ。
「失敗から学べることは、ケースによって、それこそ千差万別なんです。『次につなげよう!』という姿勢があれば、自ずと“次”は見えてきますよ」
 海保教授は、失敗を次のステップに生かすためには、一呼吸置くことも大切だという。
「失敗は天が与えてくれた“休息”みたいなもの。失敗して、落ち込んでいるわけですから、少し休息をとってみてはどうでしょうか。これは、前編で紹介した失敗分析(失敗を「自分自身」と「外的な要因」から探る失敗原因究明法)を行うときも同様で、失敗して、すぐに『なぜ?』を考えなくてもいい。冷静になった段階で、行ったほうが、いい分析ができるものなんです」 

野菜や果物の皮

2007-03-03 | 心の体験的日記
これまでは、トマトまで湯むきをするくらい、皮をとっていた。
料理番組をみていたら、大根は皮をむかずに、というのがあった。
それからは、できるだけ、皮をむかずに料理するようにしている。
じゃがいも、にんじん、リンゴなど。
とくに歯にさわるほどではない。
皮と実の間に栄養素が隠れているとも言うし。

原稿料の支払い

2007-03-03 | 心の体験的日記
頭にくるケース

その1 請求書を出させてから支払い。これが不思議と気分を害するし、煩瑣。
その2 あまりいつまでたっても振り込みがないので、催促したら、その直前に
振り込まれていて、ばつの悪い思いをしてしまった。こんなところとは、もうお付き合いしない!!
その3 原稿を書いたのが、昨年前半。一回目は掲載。2回目を送付したが、いっこうに連絡なし。無論、原稿料の支払いもなし。

その4 本屋も、半年先、それも8%印税などというところが出てきた。
本屋は大変なんだを実感。頑張ってくださいね。

万年筆

2007-03-03 | 心の体験的日記
万年筆を去年もらった。
それが偶然、出てきたので、使ってみようとしたら、
スペアーインクがない。
それをやっとデパートで見つけた。
文房具店がすくないねー。
使っているが、悪筆がますます高ずるようで
なかなか使いたいと思えない。
それに複写のときは、困る。

万年筆、もう時代ものかなー。
でも、もったいないから、
スペアーのあるうちは、使ってみるつもり。

ヒヤリハットの心理学

2007-03-03 | 安全、安心、
第5回 ヒヤリハットの心理学  海保著「ミスに強くなる」中災防新書より
「d」
1
2事例「斜めの段差のある廊下でつまずく」
3 絵と文章 データベースからそのままを使う
4 (オフィスヒヤリハットより)
5
「解説」
 平面を歩くときは、ずっと平面であるとの前提で歩く。そこに突然の段差や斜面があったり、上下があったりすると、それがほんのわずかであっても、つまずく。下手をすると転んで怪我をすることもある。
 人の行為は予測によってガイドされているのである。
 自然環境なら、平面なのか斜面なのか、凸か凹かなどは、光線の加減や土の色具合などから自然にわかることが多い。自然には人の行為の予測をガイドする条件(アフォーダンス)が整っているである。
 しかし、人工環境では、同じ色や模様でしかも光線もかなりきついときには、平面ではないことを示す情報が瞬時にはわからないことが多い。結局、つまずいたり転んだりしたあとで気がつくことになる。
 こうしたことを防ぐためには、色彩や模様を使って、平面ではないことを気がつかせるようにしないと危ない。
「類似ケース」
○観光バスは座席が高いので、入り口に何段もの階段がある。降りるときに、とりわけ、薄くらい時には段差に気がつかないでびっくるすることがある。最近は、段差なしのバスも増えてきた。また、降車時には、段差のところが点滅するような仕掛けもある。
****本文 19行 イラストを除く



確認を確実に

2007-03-03 | 安全、安心、
03/6/25海保
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9回 徹底追及; ヒヤリハットの心理 事例 
「立ち入り禁止の部屋の施錠を指先確認したのに、鍵がぶらさがってままになっていたのを見のがしてしまった」

1
2事例「指差し確認をしたのですが、実は動作だけをして確認をしていなかったため、入室危険の部屋の鍵---ぶらさがりの鍵---があいたまま」
3 イラストのイメージ  よそ見をしたまま、あるいは今夜のデートをイメージしていたため、指は鍵を指していながら、口では、施錠オーケーといってしまっている。
4 
5
「解説」
 確認行為も、習慣になってしまうと、実際には確認しなかったのに確認したかのように錯覚してしまうことがあります。
 それを恐れて、指差しという目に見える行為の形(外化)で確認をより確実にする工夫をしたのですが、それさえも、習慣化してしまうと、事例のようなことになります。
 どんな行為でも習熟して習慣になると、それをしているという意識も努力感もほとんど持ちません。自動的に行為が進行します。
 それはそれで大変にありがたいことです。一つ一つ意識的な努力をしなければならないとしたら、歩くことさえままなりませんから。
 ただ、確認を怠ると事故に直結してしまうような現場では、これは困りものです。確認行為を実効性のある確認にするにはどうしたらよいかを考えなければなりません。
 指差しでも、呼称を加えることで、より意識化しやすくするのも、その工夫の一つ。さらにその呼称を、災害予防研究所長・中村昌弘氏は、「--よし」ではなく、「---よいか?」と自問させることで、2段階の処理を要求することで意識化をはかる工夫を推奨しています。
●類似ケース
○「ファイルを保存するか」のメッセージに対して、いつも押し慣れている「はい」を押してしまい、前の内容が消えてしまった。
○指さし確認中に、乗客から道を聞かれ、2つ目の確認事項であるドアランプの指さし確認をせずに発車しようとしてしまった。
****三十三行目まで
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30字 23行 700字 タイトル抜き、本文ののみ
9回 徹底追及 ヒヤリハットの心理 9)背景解説
「指差し確認はなぜ実効性を失ってしまうのですか?」

 指差し確認あるいは指差し呼称は、実に優れた確認手段だと思います。
 頭の中だけでの確認はかなりおぼつかないところがありますから、このように、行動や口頭で目に見える形で外に出したりことは、確認することを保証しますし、その精度も高めます。
 問題は、指差し呼称の、いわゆる形骸化です。確認することと指差し呼称とが切り離されてしまうことです。
 形骸化するのは、ほとんどいつも「よし」(確認すべきことを確認したが問題なし)が続くからです。「問題あり」は、千に、万に1回です。こんな状況では、確認「行為」は、決められているからするが、確認はちょっとはさぼっても---もちろん、意識的にではありませんが---、ということになるのは、当然です。
 なんとか、確認と確認行為(指差し確認)とをきちと連動させる方策が必要となります。
 「よいか?」と疑問形にする呼称も一つの工夫です。さらに、「行為を一度中断する」や「身体を指差しの方向に向ける」といった、行為そのものをもう少し増やすことで、確認行為を意識的に行なわせるのも有効です。
チェック「あなたの確認心性をチェックする」***************
自分に「最もあてはまるときを”3”」「まったくあてはまらないときを”1”」として判定してください。
( )寝る前に火の消し忘れや施錠忘れがないかが気になる
( )何事も一度の確認では気が済まない
( )忘れると困ることはメモや貼紙をするようにしている
( )複数の手段で複数の人から確認をとることがよくある
( )人に、確認したかを聞くことが多い
*10点以上なら、確認する傾向が強いと言えます
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