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元気づけのための心の習慣を作るコツ

2019-03-17 | ポジティブ心理学
元気づけのための心の習慣を作るコツ

①からだを活用する
 「心身一如」です。心を直接コントロールして元気を出すのは難しいところがあります。そこで、からだを経由して心を元気にするのです。からだを動かしさえすればよいから簡単です。それをすると心が元気になってくるからだの動きを、必ず、毎日、同じ状況で同じ時間にすることです。私の場合は、朝一のお日様に向っての「頑張るぞー」の檄、さらには仕事の合間をみてのグランド散策です。

②元気になれる「もの」「状況」を決めておく
 これなら元気になれる、というものを、そうですねー、3つくらい用意できれば良いですね。たとえば、TX喫茶店でブルマンコーヒーを飲みながら週刊誌を読む、というように。それが引き金になって心が元気になるからです。私の場合は、ブログ更新です。

③言葉の力で習慣づくりを確実なものに
言葉の力を借りる習慣も有効です。元気づけのための具体的な心の習慣を作るきっかけになるからです。
一つのおすすめは、「ほめる」「感謝する」「挨拶する」の実践です。これは自分だけの元気づけではなく、周りへの元気づけの波及効果もありますので一挙両得です。
さらに、これを言葉に記してみるのも効果的です。「ポジティブ日記」のすすめです。一日の「ほめる、感謝する、挨拶する」実践を振り返り、その状況や気持を書き出してみるのです。
さらに、心の琴線に触れた元気づけ言説に出あったら、それらを記録しておく習慣もいいですね。ときどき、それらを見ることができるように、手帳を活用することもありです。


運を意味あるものにする]今日のひとこと

2019-03-14 | ポジティブ心理学
運を意味あるものにする

長い人生、幸運も不運も半々、それを努力によって幸運に遭遇する確率を高めるくらいのことしかできないのだと思います。

そう考えると、幸運、不運に一喜一憂せずに、まずは、幸運も不運もしっかりと受け止めて、それを生きる上での意味のある事柄としてポジティブに考えてみることをおすすめします。

運まかせの人生といより、運と友達になる、あるいは、「人事を尽くして天命を待つ」の心境のすすめです。


目標探索型の生き方(再掲)

2019-03-13 | ポジティブ心理学
目標探索型の生き方

目標なき人生もまた楽しからずやという話もしてみたくなりました。

ある調査によると、日本の高校生、「将来やりたいことがありますか」と問うと、「はい」と答えたのは、たったの20%。アメリカの高校生だと、これが70%にもなります。

ついつい、日本の若者には、人生の目標を持ちなさいと諭したくなるような数値です。

でも、考えてみると、昔の若者より、ずっと自由に考え生きていけるということでもありますから、この結果をそれほど深刻に受け止める必要はないと思います。
それに、若者のあれこれの迷いは将来のために必要な心のコスト(経費)です。
若者に限らず、誰でも、実際には、日々の生活をしていくのに、四六時中、目標を意識していることはあまりありません。習慣になっていること、目標達成にはほど遠いこともたくさんしなければなりません。

それでも、一日、1週間、1年を振り返ったり、ふと将来のことを考えたりするときがあります。そして、自分は毎日一体何をしているのだろうとなります。そんなとき、目標が顔をもたげてきます。何か目標をも持たねば、というわけですね。
そして、「1年の計、元旦にあり」を繰り返すことになります。
これでいいのです。これが自然の生き方なのです。

へたに目標に縛られて人生を狭くしてしまうなんてつまらないことです。

ありがとうの反対語は?

2019-03-09 | ポジティブ心理学
「サンキュー」の語呂合わせから、3月9日は「ありがとう」の日とされている

語源の「有りがたし」は、本来「滅多にない」などの意味を表しているという
そのため、「ありがとう」の反対語は「当たり前」なのだそう
(LIVEDOORニュースより)

ポジティブ認知「世の中を自分に都合の良いように見る」

2019-03-08 | ポジティブ心理学

ポジティブ認知「世の中を自分に都合の良いように見る」

● ポジティブ認知ってどんなもの
 ポジティブ思考(あるいは、プラス思考)という言葉はよく目にします。生き方講座やブログのメジャーなテーマになっているようです。たとえば、
・ポジティブ思考で難局を切りぬけよう
・ポジティブ思考こそ新しい世界を切り開く鍵
・ポジティブ思考でうつから脱却
ポジティブ思考、万々歳というところです。
ここでは、「思考」よりも広範な意味の「認知」という言葉を使って、ポジテ
ィブ認知について考えてみたいと思います。
 なお、「認知」という言葉にはなじみないかもしれません。見たり覚えたり考えたり判断したりする知的な働きの総称です。
そのポジティブ認知の世界とは、たとえば、
 ・見たい/聞きたいものだけを見る/聞く(ポジティブ知覚)
 ・都合のいいように憶えている(ポジティブ記憶)
 ・元気になれるように考える(ポジティブ思考)
 ・自分に有利なように判断する(ポジティブ判断)
 いずれも、やや危ないところがありますが、間違いなく心を元気にしてくれます。

●ポジティブ認知ができるようになるコツ
 現実は、ポジティブなことばかりではありません。それをポジティブに認知するのですから、どうしても「誤った」認知もあります。現実と認知とのギャップが生じてしまいます。それが大きくなれば、事の真実が見えなくなりますし、思い込みエラーも発生してしまいます、。
 でも、「あばたもえくぼ」の世界が「真実ではない」「思い込みエラーが恐い」といってまったく排除してしまっては、厳しい現実に縛られて、きりきりした、場合によっては、うつうつとした日々を過ごすことになります。これでは、心にもからだにもよくありません。非人間的でもあります。
 では、ポジティブ認知はどのようにしたらできるようになるのでしょうか。
① 嘘も方便
「人、行為をほめたい。でも、欠点のほうが目についてしまう。にもかかわらず、ほめるのは嘘を言うことになる。どうしよう」という誠実さ?はいったん棚上げしてしまうのです。ともかく、ポジティブなところがちょっとでもあればそれをどんどんほめてしまうのです。そうするとあなたの認知はどんどんポジティブになっていくはずです。「少しの嘘はむしろスパイ」くらいの軽さがあって良いのです。

② 思い込みを恐れない
 ミスが事故に直結するようなところでの思い込みは厳禁ですが、対人関係場面などでは、詐欺に巻き込まれるリスクのあるところ以外では、それほど思い込みを恐れる必要はありません。大いに、ポジティブなほうにバイアスをかけて認知するように習慣づけることをおすすめします。 
 
③ 合理化する
 人は自分の行為、それも傍から見ればかなりまずい行為でも、その正当性を絶えず自分に言い聞かせます。これを合理化と言います。「盗人にも三分の理あり」を自分で実践するようなものです。
 これを活用するのです。まずいことでも、ポジティブな理屈を編み出すのです。仕事がうまくいかなかったとしても、その仕事、よくよく考えればやる価値があまりないかも、なんて考えてみるのです。
 これが習慣化してしまうと、かなり危ないところがありますが、一時しのぎとして、かつ限定して意識的にやるなら、それなりに有効だと思います。


ポジティブ・シンキングには、現状肯定思考と上昇思考とがある

2019-03-03 | ポジティブ心理学
『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】より(一部、表現、変更)

ポジティブ・シンキングも、

現状肯定思考と上昇思考

に分かれるように思います。

牛乳ビンに半分残った牛乳の例なら、「まだ半分も残っている。良かった!」とプラスの感情になるよう現状を肯定しようというものが現状肯定思考です。

上昇思考は、物事を、常に自分の目標や目的、上昇と結びつけて捉えようとする思考です。たとえば、日曜日に朝6時に起きて勉強しようと思っていたのに、起きてみたら9時だったとします。その場合、「なんだよ。もうやる気なくしたよ!」と考えるのではなく、「いやー、よく眠った。スッキリだ。これなら超集中して短時間で勉強するぞ!」と考えるのです。


ネガティブバイアス(再掲)

2019-03-02 | ポジティブ心理学
人間の心は、どうもネガティブなほうにバイアスがかかっているようです。 放っておくと、どうしても悪いほうへ悪いほうへと展開してしまうようなのです。
いわば、ネガティブ引力ですね。
 
どうしてなのでしょうか

たぶん、こういうことではないでしょうか。
「勝ってかぶとのおを締めよ」という戒めがあります。
慢心の戒めですね。慢心すると、生き方が甘くなります。見えるものも見えなくなります。やるべきことも雑になります。さらには、努力もしなくなります。挙句の果ては、どうなるでしょうか。

これでは、生物種としての生き残りもままなりません。
そこで、黙っているとネガティブ方向へと心がいくように仕向けておくのです。心がネガティブになれば、あれこれと考えざるをえません。深く自分の心を内省もします。そこに世の中をより深く知るきっかけがあります。

さらに、こんなことも考えられます。
ポジティブ志向には、がんばっての色合いがあります。一生懸命にやってやっとそこまで、という感じですね。
引力に逆らって打ち上げられるロケットのイメージです。
人は誰しも、自分の限界を知りたい気持ちを持っています。ここまでと思っていた限界を超えるとうれしくなります。それがまた次の挑戦につながります。

これが人類を進化させてきたのだと思います。
でも、いつもいつもずっと一生懸命も大変です。疲れます。いずれ破綻してしまいます。
そこで、ちょっと一服しませんか、ということで、心をネガティブなほうに引き戻すのです。というより、ここでも、黙っていれば、心が休める方向、相対的にはネガティブな方向へといくようにしてあるのです。

周りを元気にするキーワード 終了

2019-03-01 | ポジティブ心理学
周りを元気にするキーワード 終了
 
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
お互いにポジティブ感情になる まわりが生き生き
話がはずむ  また会いたくなる
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@



挨拶

おしゃれ

会話
かわいい
感謝
寛容
競争
協調

傾聴
KY

サービス心

自律
親切
親友

世間
節操

尊敬心

第一印象
対人関係

チームワーク

拍手
励まし

人助け
表情 

ポジティブ・コミュニケーション
ほめ言葉 

連帯感

優しさ

友人
ユーモア

笑い

ポジティブマインド―スポーツと健康、積極的な生き方の心理学 (ワードマップ)
クリエーター情報なし
新曜社


心の管理の高度化圧力

2019-02-25 | ポジティブ心理学
心の管理の高度化圧力によるストレスの高まりである。

 世の中が物質的に豊かになると、心への関心が高まるようなところがある。これも悪いことではない。しかし、みずからの心への関心を持てば持つほど、自分の心のしょうもなさにも気づかさせることになる。「これではいけない、もっときちんとしなければ(心の管理の高度化)」ということになりがちである。これの裏返しとして、身の回りの人々のちょっとした心の管理不全--ちょっと変よ---が気になり許せなくなる。かくして、自縄自縛のストレス状態に陥り、もしかしたら心理学が役立つかも、という次第である。


自己実現欲求の強さも内容は変わってもよい

2019-02-24 | ポジティブ心理学
自己実現欲求の強さも内容は変わってもよい

自己実現も欲求です。強弱があります。その内容も様々です。きまぐれなところがあります。
強く、これこそ自分のなりたいもの、というものがあればそれに越したことはないのですが、あまりそれに固執してしまうと、人生のリスクが高くなります。なれないときに、社会的な弱者になってしまうリスクが高くなります。先ほどの派遣社員の一部に、そんな人々が混じっているようです。

実現すべき目標も長い時間スパンの間で変わって当然です。そして、あるときは、とりつかれたかのようにその欲求のままに最大の努力、またあるときは、そんなものを忘れたかのように生活に、仕事に追われるようなことがあってもよいのです。さらに、若いときのなりたい自分と、たとえば、家族をもつことでなりたい自分が劇的に変わるなんてことも大ありです。

自己実現欲求、あまり硬く考えずに、柔軟に、しかし、したたかに追求していきたいものです。


笑い「一日3回の爆笑で心もからだも元気」周りを元気にするキーワード解説その29

2019-02-20 | ポジティブ心理学

笑い「一日3回の爆笑で心もからだも元気」

● 笑いってどんなもの
 笑うから元気なのか、元気だから笑うのか。いずれであるかはともかくとしてーー実は、これは、感情心理学の大問題の一つなのですがーー、笑いと心身の健康(元気)とは関係があることは間違いありません。
 ただ、「笑い」には実にさまざまなものがあります。苦笑、嘲笑、冷笑、せせら笑いなどのようにネガティブな感情の表出としての「笑い」から、笑顔、爆笑、微笑のようにポジティブな感情に伴う「笑い」まであります。さらに、照れ笑いなんてのもあります。
まさに、人間その笑う存在です。
ここでは、言うまでもなく、後者のような笑いを取り上げることになります。
 さて、その笑いってどんなものなのでしょうか。
 笑いに限りませんが、気持ちの喜怒哀楽は、顔の表情として表出します。笑いもその一つ、しかも、人に固有の表出です。
怒りなどのネガティブ感情に伴う表出は、犬猫でもあるのになぜでしょうか。(もっとも、動物愛好家なら、犬猫も笑うというかもしれせんが。)
 それは、笑いの2つ目の特徴になります。つまり、笑いは、社会生活の中で、かなり大事なメッセージを伝えているのです。
・私はあなたのことを全面的に受け入れます
・私は今ポジティブです
・あなたは私の予想を外れた行為をしています
 社会的動物である人にとっては、このように、笑いは、欠かすことのできないコミュニケーションの道具なのです。
 笑いをあえて、3部の「仲間を元気にするためのキーワード」に入れたのも、このためです。

● どういう時に笑うのか
まずは、お互いがポジティブな感情を共有しているときに、笑います。
やや余談になりますが、大学で40年余り講義をしてきましたが、どう考えてみても、講義中に学生が笑ってくれたという思い出が一度もありません。
何度も冗談やダジャレのようなことも言ってみたこともありましたが、学生のほうは、ぽかーんとしていました。そんなことが続くため、いつからかもう、学生を笑わせるような努力をしなくなってしまったようです。
笑わせようとして努力したのに笑ってくれないときほど、ばつの悪いことはありませんから。
 それに対して、落語や漫才の寄席中継。
笑いの渦ですね。なんでそんなことがおかしいの、というところでも笑いが起こります。
 つまり、講義室とは違って、寄席では演ずる人も観客も、笑って楽しむという目的を共有しているのですね。笑わにゃー損々、というわけです。
ですから、笑いの閾値が低いのです。
 大学の講義以外にセミナーや講演などでも、笑いをとるのは、日本ではかなり難しいです。聴衆のほうが、まじめすぎるのです。お勉強するのに、笑いなんて不謹慎とさえ考えているふしがあります。
 でも、ポジティブな感情を共有しているだけでは笑いはおこりません。
 笑いを起こすのは、相手の言動が、こちらの解釈のための図式(スキーマ)とずれている必要があります。
 最近のお笑いタレントは、奇妙な動作で笑いを取るのが流行のようです。
「奇妙」に見えるのは、そんな動作は「普通は」しないからです。この「普通は」を支えるのは、あなたの頭の中にある知識のまとまり、すなわちスキーマなのです。
 スキーマからのズレがはなはだしくなると、笑いより驚きになってしまいますので、微妙なずれ具合をとるのが聴衆を笑わせるコツになります。
そのあたりのうまい下手が、お笑いタレントのタレントということになります。
 
● 笑いの効果はこんなにある
笑いの効果の第一は、善人宣言効果です。
「私は悪い人間ではありません」
 「あなたを全面的に受け入れます」
「自分はいま、ポジティブです」
といったメッセージを相手に言わずもがなに伝えることは、笑いの一つの効用です。
 この「言わずもがな」が大事ですね。何も言わなくとも、笑いは、これだけのことをわかってもらえるメッセージなのです。使わない手はありません。
笑いの2つ目の効用は、相手の気持ちを元気にする効用もあります。
笑いだけではありませんが、笑いには、感染効果があります。ある人の笑いが回りの笑いを誘うのです。この効果は場の雰囲気を変えます。周囲を元気にしてくれます。
 こんなブログを見つけました(「スリーイーグループ社長日記」より)
  
顔施(がんせ)とは、にこやかな表情で人に接するということで、和顔施(わがんせ・わげんせ)ともいう。
 これなら誰にでもできる。
 出家して以来、私はつとめてこれを心がけてきた。
 和やかな表情に会い怒る人は、まず、いまい。
 あらゆる職業の人にこの行を心がけてほしい。
 生まれつき器量が悪くても、笑顔は人をチャーミングにも美人にも見せる。
 私はそういって特に女性に和顔施をすすめている。
──瀬戸内寂聴

笑顔を振りまくこと、それ自体がひとつのお布施になるのです。いつもなご
やかで穏やかな顔つきで人や物に接することです。さらに関連した名言を一つ。
「泣くときは一人だが、笑えば世界も一緒に笑う」(W.ウイルコックス)
さらに2つあります。やや横道にそれますが、上の2つとは違った笑いの効用になります。
一つは、笑いの病気の防止と治療効果です。
笑う人のほうが病気にかからない、病気になっても回復が早いということを示すデータがあれこれ報告されているのです。筑波大学の名誉教授で遺伝学の研究で著名な村上和雄先生によると、笑いは、病気の発症や治療にかかわる遺伝子のオンオフに関係しているらしいのです。
もう一つは、先輩の市村教授から仕込んだ話です。笑いの行動的効果です。引用しておきます。
「野球のピッチングの練習を、笑顔でやるのと苦しそうな顔でやるのとでは、笑顔のほうが球速を持続させられる、というスポーツ心理学の実験研究もある。心理学の有名な実験に、氷水の中に手を入れておく時間を、笑顔の人と苦しい顔の人が競争すると、笑顔の人が勝つ確率が高い、というものもある。」

●効果的に笑う、笑わせるコツ
 いずれの場合でも、気持ちがポジティブでないとどうにもなりませんね。無理な作り笑いになってしまいますから。その上でまず、自分から効果的に笑うほうから。
① ともかく笑う
 先ほど、講義や講演では、学生諸君や聴衆がまじめで笑ってくれないという話をしました。まじめなのは良いのですが、でも、相手が笑わせようとしているときには、場の雰囲気がありますから大声で笑う必要はありませんが、せめて顔の緊張をほぐして微笑くらいはするように心がけることです。
確かに、お笑いタレントと違って、笑いのきっかけになる思考のズレは、もっぱら知識のズレですので、きちんと話を聞いていないと笑うタイミングがとれません。それだけに、笑うということは、あなたの話をきちんと聞いている、話が私に伝わっているというメッセージを相手に送り返すことになります。
もう一つは、かなり強引な笑いになりますが、ともかく笑う、もっと言うと爆笑することです。さらに言うなら、気持ちに関係なく笑ってしまうことです。
冒頭で、「笑うから元気なのか、元気だから笑うのか」は、感情心理学の大問題と言いました。それは、
笑う(身体の末梢反応)――>元気(ポジティブ感情)
という因果を想定するのか、あるいはこの逆なのかということなのですが、ジェームズ・ランゲ説として古くからあったのが、「笑うから元気」という因果関係なのです。
それが最近、少し装いを新たに再登場してきたのです。ちょっとだけ説明します。
笑うーー>「自分は、なぜ笑うのだろう、と推論する」ーー>おもしろいからだ
「身体反応」と「感情」との間に、身体反応を推論する過程が入って、その解釈に従って感情が発生する、というのです。「笑っているから、自分はおもしろいと思っているのだ」というわけです。
 決着はついていませんが、でも、ともかく笑ってみる。そうすれば、元気になるのですから、試してみる価値はありますね。
 ここで、面白い試みをしているNPO法人「笑み筋肉体操ハッピーネット」(会長;林啓子)を紹介しておきます(「常陽リビング」より)。
 林氏は、笑いの健康向効果を引き出すために、笑い体操を考案しました。
・唇を左右に広げて、さらに上にあがえる
・顔の筋肉(表情筋)のあちこちをつまむ
なお、私は、車のなかで、思いつくと、舌出したり、笑い顔をつくったり、目を最大にあけたりして、表情筋を動かすようにしています。
筋肉ですから、鍛えれば(使えば)強くなります。笑い顔も含めて表情が豊かになります。
 
②相手を効果的に笑わせる
 お笑いタレントの真似をして、「冗談、ユーモアを言う」「ぼけたり」「突っ込んでみたり」「ダジャレを言ったり」「からかってみたり」は、場面によってはあってもよいかもしれませんが、普段は、そんなハイテンションは不要です。というより、疲れてしましますね。
 相手を効果的に笑わせるには、結局はここでも、あなたが笑えば良いのです。あなたの元気を見せればいいのです。笑顔の感染力にはすごいところがあります。
あまりにも簡単なことですが、これがすべてです。


ネガティブバイアス」10年前の今日の記事

2019-02-15 | ポジティブ心理学
 ポジティブ志向には、がんばっての色合いがあります。一生懸命にやってやっとそこまで、という感じですね。
 人は誰しも、自分の限界を知りたい気持ちを持っています。ここまでと思っていた限界を超えるとうれしくなります。それがまた次の挑戦につながります。これが人類を進化させてきたのだと思います。
 でも、いつもいつも一生懸命も大変です。疲れます。そこで、ちょっと一服しませんか、ということで、心をネガティブなほうに引き戻すのです。というより、黙っていれば、心が休める方向、相対的にはネガティブな方向へといくようにしてあるのです。

ユーモア「ユーモアは、自分も周りも知的に元気にさせる」周りを元気にするキーワード解説28

2019-02-12 | ポジティブ心理学

ユーモア「ユーモアは、自分も周りも知的に元気にさせる」

●ユーモア雑感
 英米人のスピーチ評価の観点の一つにユーモアがあります。とりわけ、スピーチ冒頭のそれは極めて大事とされています。
それに比して、日本人のスピーチ。まずはあいさつ、そして謙遜、言い訳から。ユーモアなぞ入れたら、座が白けてしまいます。
これは良し悪しというより、スピーチ文化ですから、しかたありません。
 でも、日本でもスピーチ以外の場では、ユーモア文化、かなり多彩で豊富です。
 駄洒落を振りまいてひんしゅくをかってしまうおじさんもいます。
 漫画文化は、日本発世界へと発信されています。
 ユーモアの伝統文化もあります。落語、漫才、さらに、川柳。
 こうしてみると、ユーモアは生活に中に深く組み込まれている知的道具と言えるかもしれませんね。
周りを元気にするだけでなく、自分の頭も気持ちも元気にする道具としてユーモアがもっと活用できるといいですね。そのあたりを今回は取り上げてみました。
 なお、ジョーク、ギャグ、駄洒落、機知、諧謔、しゃれ、道化。ユーモアに似たような言葉がたくさんありますが、ここでは、ユーモアと区別せずに話しをすすめます。

●ユーモア精神ってどんなもの
 まずは、ユーモアを生み出す心から。
 「おい癌め酌みかわさうぜ秋の酒」(「江國滋闘病日記」 新潮文庫)
 すごい句ですね。自分の死さえ冷静にみつめ、それをしっかりと受け入れて、さらに、それを笑い飛ばしてしまう。これがユーモアを生み出す心の真髄ではないかと思います。
こうしたユーモア精神を作りだすものに5つあると思います。
 ・素直で客観的な現実認識 
・逆境でさえ笑い飛ばせる勇気 
・いたずら心、茶目っ気
・ちょっぴり皮肉 
そして、周りへのサービス精神。周りの人々を笑わせて、和ませて、知的に共通する場を作るろうとする心です。ですから、ユーモアを言える人は、人気があるのです。
なお、ユーモア、笑いの病気治療効果は実証されています。称して愉快療法なんていう人もいます。
 織田正吾「ジョークとトリック」(講談社現代新書)でこんなことを書いています。
 「ユーモア感覚は、現実の生活のなかで固定しがちな観念をゆさぶり、こわし、そして、もっとも飛翔した形として、ほら話やナンセンスの世界さえ構築する」

●ユーモアで周りを元気にするコツ
① 相手の興味、関心、そして、知識に配慮する
「世界の日本人ジョーク集」(早坂隆 中公新書ラクレ)にこんなジョークがあります。

アメリカの家庭で、日本製の電球が切れたので電話した。何人の日本人がくるか。
答 3人。一人が日本製であることを確かめ、1人が電球を交換し、一人が切れた電球を輸出する。
これがジョークになるのは、あなたが、日本人の国民性の典型についての知識(固定観念)があればこそです。
 この本には、こうした国民性についてのジューク満載です。でも、ときおり
あれっれ?これのどこかジョークなの?というのにも出くわします。
逆に、あまりに、当たり前すぎるのもジョークになりません。
また、相手に興味、関心がないもの、解釈するための知識のないものは、座を白けさせるだけです。難しいですね。

② おかしさ、おもしろさを志向する
 ユーモアねたは、やはりそれなりに日頃から収集することを心がける必要があります。まずは、心をオープンにして、おかしいこと、おもしろいこと探しをすることです。
 落語家、お笑いタレントをみていて感心するのは、実に豊富なユーモアねたを持っていることです。それなりの努力をしているのだと思います。
本もあります。最近では、「裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)」は秀逸でした。
これは、副産物として、周りと自分をポジティブに見させてくれることにもなります。

③ ユーモアを受け入れてもらえる雰囲気を作る
 あなた自身がユーモア発信者であること、あるいは、あなた自身、ユーモアを受け入れる人であることを回りにわかってもらうことがまずは大事です。
 そして、さらに、あなたの周りも、ユーモアを発する、あるいはそれを許す雰囲気になってもらう必要もあります。これは、なかなか難しいところがありますが、あなたが率先してそういう雰囲気を作り出すこともあってよいと思います。
 ちょっとしたおもしろグッズを自分の机に置いてみるなんてことからはじめてみるのはどうでしょうか。

●茶化しギャグは危ない
綾小路きみまろさんの中高齢の女性を素材にしたこけネタ。こけにされた女性から大うけ。
でも、これは誰もができることではありません。きみまろ芸だからこそ笑いがとれるのです。
こうした人を茶化すユーモアは、やめておいたほうが無難です。相手が傷ついてしまうことがあるからです。とりわけ、女性ねたは、セクハラにもなってしまうこともあります。
聴衆サービスねらいの政治家の失言に似たようなことが時折ありますね。
 最後に、こんな会社があるという紹介です(朝日新聞2011年3月9日朝刊)
 「ユーモア次第で、休暇OK」という見出しで、休みたいときに、その理由に嘘でもユーモアがあれば、許可するのだそうです。「休暇理由を考えて頭を一生懸命使ったことが良かったのでは」と休暇をせしめた人が紹介されていました。
できたら、こんな会社に入りたいものです。




友人「遠くの親戚より近くの友人」周りを元気にするキーワード解説27

2019-02-07 | ポジティブ心理学
友人「遠くの親戚より近くの友人」

●友人って一体どんな人
 親友が一人もいない人は、自分のようにいると思いますが、一人も友人がいない人はまずいないのではないでしょうか。
 とはいったものの、親友と友人を区別するものを挙げようとするとはたと困ります。
 親友の条件は
 ・なんでも相談できる
 ・付き合いが長い
 ・喜怒哀楽をともにできる
 「借金の保証人になってくれる」なんて基準もありそうですが、やや危ないかもしれませんね。親友でも、できれば、お金は介在しないほうが無難ですね。
 さて、ここでは友人。
 ・気軽に話せて
・適度にプライバシーが保たれていて
・遠近自在で
・あちこちにあれこれといて
・感情的に独立していて
といったような人々です。人数の多少はあっても、こんな人、誰にでもいるはずです。

●友人と心の元気
 対人関係は、なにかと面倒もあります。ストレスの原因(ストレッサー)のトップになるほどです。日常的に、無視、攻撃、批判、嘲笑にさらされるリスクがあるからです。
 それでも、対人関係を絶つわけにいきません。人間は社会的動物ですから。
 それだからこそ、友人関係は大事なのです。なぜかというと、
 ・あなたをそれとなく助けてくれるからです(支援機能)
 ・あなたと協働して何かを成し遂げてくれるからです(協働機能)
 ・何かと情報が得られるからです(情報交換機能)
 そして
 ・あなたを元気づけてくれるからです(元気づけ機能)
 そんな友人をたくさん持っている人は、幸せです。

●心が元気になる友人をみつけるコツ
①接触頻度が鍵
 友人は自然にできて自然に疎遠になるのが自然だとは思います。それでも、少しは努力しないと、どんどん数が減っていきますし、関係が浅くなっていきます。
 盆暮れのあいさつ、年賀状といった定型的な接触もありますし、最近は、メールという便利なものもあります。
 何もなくともごぶさた挨拶だけでもともかく頻度を多くするのがコツです。

②つかず離れず
 これは友人関係だけではありませんが、親友にしても友人にしても、あまりべたつくのは好ましくはありません。お互いが自律していることを前提の友人関係が一番です。
 あまり関係が強くなると、前述したような機能のどれかに固定してしまうリスクがあります。世間が狭くなります。友人関係は、次に述べるように弱くても広がる可能性を残しておくのがコツです。
 
③常に新しい友人を作る気持ちが大事
 これは高齢者は、つまり自分に言い聞かせていることですが、黙っていると急速に友人関係が疎遠になります。仕事から引退するととりわけひどい状況になります。
 面倒でも、一念発起する気迫?で、新たな友人をたくさん作ることも必要です。とりわけ、定年という状況の変化の際には。
 その際のコツは、気さくさです。偉ぶらず、おごらす、気楽に声をかけ、挨拶し、笑顔で接することです。ちょっとしたことをたずねるのもいいですね。それがきっかけで親しくなれることもありますから。


ポジティブ思考」10年前の今日の記

2019-01-31 | ポジティブ心理学
ポジティブ思考、今花盛りです。インターネットで検索すると膨大な数がヒットします。生き方講座やブログの流行テーマになっているようです。たとえば、
・ポジティブ思考で難局を切り抜けよう
・ポジティブ思考こそ新しい世界を切り開く鍵
・ポジティブ思考でうつから脱却
 ポジティブ思考、万々歳というところです。
 実は、ポジティブ思考という用語を掲載している心理学辞典はほとんどないのです。にもかかわらず、世の中には、これほど広まっているのです。このギャップ、なぜなのか。心理文化論としては、興味深いのですが、ここでは話を先に進めます。
 心理学の用語としてはないのですが、感情と思考とが一体になった認知現象――「温かい認知」「熱い認知現象」と呼ばれることがあります――の一つとして研究されてきています。そこでは、こんなことがわかっています。
・楽しい気分のときは、楽しいことがよく記憶できる(気分一致記憶)
・楽しい気分のときは、相手を肯定的に判断する(気分一致判断)
・楽しい気分のときに憶えたことは、楽しいときによく思い出せる (気分状態依存効果)
・ポジティブな感情状態では、簡便で直感的な情報処理をしがち