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スポーツ自粛ってこんなに世の中をさみしいものにするものなのかなー

2020-05-04 | 健康・スポーツ心理学
過去の名場面の放映
現役選手からの頑張れメッセージ
などだけではねー

アスリートの生活問題だってこれからでてくるだろう。




集中力は能動的部分と受動的部分とがある

2020-03-25 | 健康・スポーツ心理学

集中力は能動的部分と受動的部分とがある。
 集中力に限らず、人間は自分の心を完全にはコントロールできない。だからこそ、心のコントロールを願い続けてきた。自分で自分のコントロールができたら、というのは人類の夢と言ってもよい。集中すべきとき集中でき、リラックスすべきときにリラックスできたらすばらしいことである。
 催眠研究の世界的権威である九州大学の成瀬教授は次のような興味深い実験を行った。
「195379654」「478231635」・・・といった9桁の数字を中学生に記憶させる。普通に覚えさせると、最初の桁がもっともよく覚えられて6桁~7桁目となるにつれて、次第に成績が悪くなり、最後の2桁は少し成績があがる。これは、初頭効果・終末効果といい、すでに説明したとおりである。
 ところが、もっとも成績が落ちる7桁目を赤でよく目立つようにしておくと、その桁の成績が高くなる。目立つところには、自然と注意が向けられるからである。これは、受動的注意集中と呼ばれる。もっとも、あらかじめ7桁目を特によく覚えておくようにと指示しても、これと同じような効果が得られる。これは、自ら注意をコントロールして7桁目に向けた結果であり、能動的注意集中と呼ばれる。
 能動的注意集中は自分でがんばればできるわけであるから大いにやったらよい。自分の好きなものを選び、じっくりと大事なところに注意を集中したらよい。イメージを頭の中に描くのも、緻密な論理を展開するにも、この能動的注意集中が必要である。
 これは成瀬教授によると、心の体操によって訓練できる。たとえば、ヨガ、座禅、瞑想、催眠法などである。ただ、筆者の立場としては、これらによって集中力が養成されるとは考えたくない。むしろ、これらは集中力の乱れを通常に戻すのに、効果があるのではないかと思う。
 では、受動的注意集中のほうはどうなのかというと、これは、自分ではどうにもならない。だから、受動的なのである。しかし、集中力コントロールを考えるときには、この受動的注意のコントロールは、能動的注意集中のコントロールよりもはるかに簡単に効果が期待できる。
 なぜなら、注意力が自然と発揮できるような環境の設計をすればいいからである。本書では、むしろこちらを強調してきたつもりである。つまり、やるべきことだけを目立たせる、応答する環境を設計する、早朝を利用するなど、すべて自然に注意集中ができる環境とは何かを考えてきたつもりである。

感情が集中力を左右する

2020-03-03 | 健康・スポーツ心理学

感情が集中力を左右する
2017-11-09 | 健康・スポーツ心理学

感情が集中力を左右する

 感情と集中力とは密接な関係があります。
その一つが、感情のほうに集中力が独占されてしまう関係です。
たとえば、「イラつく」という感情を考えてみてください。そのイラついている自分の感情のほうに集中力が向かいます。そして、仕事に向けるべき集中力を、そのイラつきの原因探しや対応に使うことになります。かくして、仕事での集中力不足によるミスが発生します。
もう一つは、感情が集中力をコントロールする関係です。
たとえば、強い恐怖は、集中力を一点にのみ向かわせます。「7対3の法則」は、ここでは機能しません。あるいは、不安。選択しなくともよいものまで選択し、集中力を分散分させて、結果として集中力不足によるミスをもたらします。
 
感情と集中力とのこうした関係は、感情がリスクセンサーの機能を果たしているところに由来します。
つまり、何か危険があるとそれを瞬時に察知して感情が発生し、それに応じた対応行動をとらせます。ですから集中力を感情と連動させておいたほうが、生き残るには有効だったのです。

 ただこれが適応的に機能したのは、農耕、狩猟時代のことで、現在のような人工物で成り立っている社会では、感情と集中力と行動の間の関係は、それほど適応的ではなくなってきています。したがって、危機一髪の状況ではさておき、日常的な事態では、強い感情はできるだけ抑えて仕事に臨むほうが、ミスの可能性を低下させることができます。



ride & walk

2020-02-04 | 健康・スポーツ心理学
バス停で都バスを待っていたら、
コミュニティバスが来たので、乗った。
そのバス、これまで行きたいと思っていたところに
つれていってくれた。
恵方巻<<はじめて買ってみた
と漬物を買い、
喫茶店でモンブランと紅茶で一休み。
そのあと、
徒歩10分、
都バス5分で帰宅。

バリエーションのある散歩だったが、歩数は2300歩だった。
初めて食べる夜の恵方巻が楽しみ。



スポーツの観客

2020-01-17 | 健康・スポーツ心理学
観客は、スポーツを盛り上げる。
ラグビーブームが持続しているようで、
昨年度の倍もの観客を集めた。

一方、タイで行われていたサッカーアジア選手権大会。
観客がほとんどいない。

びっくりしたのは、高校サッカー選手権。
埼玉アリーナに、5万人もの大観衆。

スポーツ観戦客の争奪戦が始まりそうだなー

スポーツと技術

2020-01-17 | 健康・スポーツ心理学
ナイキ厚底シューズ 国際陸連が禁止か 複数英紙報じる…記録更新続々、箱根も席巻
1/15(水) 21:37yafooニュース配信

@@@

パラリンピックでの技術的な支援が気になっていた。
とりわけ、車椅子のからむスポーツでは、椅子の性能が勝敗を左右するのではないのかなー
などと漠然と思っていた。

今回は、マラソン。
箱根駅伝で一気に表面化した。
技術を褒めるべきことは言うまでもない。
安易にそれを禁止すれば、技術者の開発意欲を削ぐ。

でもねー、なんとなく不平等、不正の匂い、ずるいっぽいしなー。
全力頑張り一点の曇りない最高技術の発揮しているスポーツマンのイメージにも
ちょっぴり合わないしなー

科学とその利用の新しく古い問題。
個別対応していくしかないのかなー

法則12 集中力はその開放によって発揮できる  

2019-11-01 | 健康・スポーツ心理学

法則12「集中力はその開放によって発揮できる

今の日本の社会は人を集中させる方向、称して集中社会根の志向が目に付く。その大きな要因になっているのが、コンピューターである。コンピューターをいじった人なら気が付いているはずである。ひと時も気を緩められない状態で仕事をする日が毎日続く。気を抜くと誤りが起こる。「人間、その誤りやすき者」が「コンピューター、その誤らない物」を相手に仕事をしているのだから、よほど集中していないと対応できない。
 こうした状況で、集中力の解放はますます重要性を帯びてきている、
 さらに、質の良い集中ができるためにも、集中からの解放が必要である。集中力が人間の能力を増大してくれているのはよい集中のときであり、悪い集中は、結局は人間をダメにしてしまう。
 ここでいう、悪い集中、よい集中とは、こんなことが分かれ目になる。
① 強制されたものか、自発的なものか
② 集中したあと、気持ちが悪いか、よいか
③ 集中したあと、気晴らしが必要か、いらないか
④ 集中していた仕事や勉強が、その場限りに終わるか、将来につながるか
我々が生きていくには自分の好きなことだけをしているわけにはいかない。その場限りの、強制された仕事も勉強もしなければ生きていけない。もしかしたら、そんなことに費やす時間のほうが多いかもしれない。したがって、質の悪い集中もできなくてはならない。そんなときの集中こそ、あとを引く。意図的に集中を解放するための努力をしないとストレスとして残る。よい集中であっても、寝食を忘れて一週間も没頭したりすると、からだがやられてしまう。よい集中は不思議なくらい持続力があるので、放っておくとしばしばこうなりがちなので注意が必要である。
 さらに、よい集中であってもその発揮すべきタイミングを間違うと、視野を狭め、思い込みに陥りやすいので、警戒するに越したことはない。
 最後に、親、同僚、部下、上司、先生、誰でもいい。あなたのことを良く知っていてくれる人からの忠告がもらえるような人間関係を、普段から作っておくように心がけたい、そうした人からのちょっとした忠告が、あなたの過度の集中を指摘してくれるはずである。時には、それに反発するくらいの気持ちもほしいが、まずはありがたく従うことである。


終わり

法則11「集中力はストレス解消に役立つ

2019-10-31 | 健康・スポーツ心理学

法則11「集中力はストレス解消に役立つ

 集中すれば、時間が経つもの忘れる。浮世のウサも、集中している間はどこかに隠れてしまっている。ストレスさえも吹き飛ばすのが集中力である。
 好きな本を読んだり、模型作りに精を出したり、スポーツをしたりなど、我を忘れられるものを1日30分でもよいから生活の中に入れておくと、精神生活が快適になる。もちろん、そのためにはいくつかのお膳立てが必要である。
 まず、仕事や勉強の場からできるだけ離れること。人間は以外に環境によって強く拘束されている。環境が同じ、あるいは物理的に近かったりするだけで、もとの環境から影響を受ける。その点だけからすると職住接近は好ましくない。
 ちなみに、筆者は筑波の研究学園都市に住んでいる。家から大学までバスで30分。寄り道するところがないわけではないが、仕事も遊びも一体といった感じで解放感がない。
 つぎに、できるだけ一人でやること。特に、いつも一緒にいる仲間からできるだけ離れることが大事である。人との付き合いは、それがどんなに楽しくとも多少のストレスをもたらすものである。それはそれで楽しいし、人生にハリを与えてくれるが、そんなことからも1日1回は自分を切り離してみることがあってもよい。
 さらには、集中して我を忘れるようなものをいくつか用意すること。集中するのに色々あっては邪魔になると思うかも知れないが、その日の気分、そのときの心の状態でどうしてもあのことはやりたくない、というようなことがある。そのようなときのために、高尚なものから低俗なものまで、椅子に座ってやるものからからだを動かすものまで、いくつか集中できるものを用意しておけば安心である。
 この場合、「高尚なことをやらねば」などと思わないこと。週刊誌を集中して読むことでもさしあたりはよい。パチンコに我を忘れてみることでもよい。そんなところから、徐々に自分を高めてくれるものに集中できるようになってくるものである。
 その点、日本はありがたい。パチンコから、ゲーム・センター、赤チョウチンまで、ポルノ雑誌から文学雑誌まで、バッティング・センターからゴルフまで、実に多種多様な「娯楽」が手軽に利用できる。溺れてしまっては困るが、落ち込んでしまったときの回復剤としてなら大いに利用できるようにしておきたいものである。
 一言で言えば、趣味を持つことに尽きる。昨日よりも今日のほうが、そして明日はもっと、となるから、趣味はおもしろいし集中力が自然と注げるようになる。

ラグビー観戦記

2019-10-30 | 健康・スポーツ心理学
この年までラグビーを観戦したことはなかった。
2試合ほど観戦したが、実は、あまり面白くなかったので、
多分、これが最後だと思う。

というのは、要するには、わからないのだ。
とりわけ、反則。

ゲームがストップし、再現されて解説されても、それがどんな反則なのか
わからないのだ。
おまけに、反則即ゴールキックなんてねー
トライなし、相手の反則だけで勝てるゲームなんてねー

というわけで、せっかくの盛り上がりに水を差してもうしわけない。

ついでにもう一つ、自分の子供、孫には絶対すすめないなー
けが、それも大けがが心配だから。

法則10「集中力は認知機能の改善に役立つ

2019-10-30 | 健康・スポーツ心理学
法則11「集中力は認知機能の改善に役立つ



 外出したときに、ガスの栓を閉めたかどうか気になって仕方がなくなってしまい、用事を早めに切り上げて帰宅する。ところが家に帰って確かめると、きちんと閉まっているのを見て安心すると同時に、何か損をしたような気になる。こんな経験は誰でも持っているはずである。
 その他に、施錠や窓を閉めたかどうか、しばしば提出する書類を今回もきちんと提出したかなど、いずれも決まりきったこと、手順化されてしまったことがしばしば気になるのは、あえてそれに注意を払っていないからである。
 逆に言えば、注意を注いでやっていたことはよく記憶できるということになる。先のようなケースを防ぐには、指差し確認や、したことを口に出して復唱すればよい。そうすれば、多少は注意を引くので記憶にも残ることになる。かくして、記憶をよくするには集中せよということになる。
 認知機能とは、物を見たり(知覚)、覚えたり(記憶)、考えたり(思考)、学んだり(学習)する働きである。認知機能が十全に働いているときには、知の世界には良質な情報がたまる。この認知機能を背景でコントロールしているのが集中力である。
 本書では、認知機能のうち、思考との関係での集中力をとりあげた。しかし、質のよい思考を展開するためには、知覚も記憶も学習も、すべてフルに活動した状態にしなければダメである。
したがって、認知機能全体をコントロールする集中力がいかに大事な役割を果たしているかがわかる。
 何度も繰り返すが、だからといって集中力だけを孤立させて、それだけのトレーニングにうつつを抜かすのは得なやり方ではない。それぞれの認知機能の訓練のなかで自然に体得するくらいがちょうどいい、ということを忘れないでほしい。

法則9 集中力は緊張することではない

2019-10-28 | 健康・スポーツ心理学

法則9 集中力は緊張することではない。
 集中すると緊張するし、緊張すると集中力が発揮できる。確かに集中と緊張とは同時に起こることが多い。しかし、集中と緊張は同じではない。
 たとえば、自動車の運転。道路の状態に気を配る一方では、目的地にどれくらい近づいたのか、ガソリンはまだあるか、夕食はどうするかなど、いろいろなことに気を配らなければならない。ひとつのことだけに集中するわけにはいかないのが、自動車の運転である。
 しかし、緊張はしていなくては大変なことになる。子供が飛び出してきたら一瞬のうちにブレーキを踏まなければならないし、緊張が低下していていねむり運転になってしまっては、どうにもならない。
 これに対して、禅では、集中していて、しかもゆったりとした気分、弛緩した状態になれる。なぜなら、座禅中の脳波をとってみると普通はボンヤリしているときに出てくるアルファ波が出現してくるからである。
我々でも本当におもしろいことや、興味を持ってやれる仕事や勉強中に、気持ちが乗ってくるとこうした状態になれるようである。仕事してやる、やってやる、大発見をしてやろうなどという気負いがなくなり、時間にとらわれることもなく、集中しようとがんばることさえ必要のないくらい集中している。こんな状態が、あなたの生活の中にあるだろうか。
 さて、こうして見てくると、ここでも、「集中-拡散」と「緊張-弛緩」と組み合わせた4つの状態があることがわかる。 
 集中・緊張の状態がもっとも体験的にわかるので、集中力のことを考えるときはついこの状態だけを頭に浮かべてしまうが、図に示すように、集中力をめぐってはいろいろの状態があることも覚えておいたほうがよい。